学校ニュース

運動会(6年生、小学校最後の運動会)

 今年の運動会は、ご来賓や保護者の皆様にご覧いただくことができませんでした。新型コロナウイルス感染防止のためとはいえ、非常に残念でした。特に、6年生の保護者の皆様には、本当に申し訳なく思っています。
 6年生は、2学期に入ってから毎日一生懸命に練習に励んでいました。学年の競技の練習はもちろん、応援団や紅白リレー、開閉開式の練習、係活動等、本当に学校全体をリードしてくれました。毎日の練習に、最上級生としての自覚が感じられ、本当に素晴らしい取組でした。
 開会式で校長からは、「コロナウイルスの中でもできることはたくさんある。そのできることの中で、精一杯力を発揮してほしい」と全児童に話をしました。今年の6年生は、この言葉を実行してくれました。学校だけでなく、様々な地域の行事、スポーツ大会等が中止となってしまい、残念に思ったり落胆したりしたことでしょう。しかし、今年の運動会での6年生の活躍は本当に素晴らしかったです。最上級生として、今、コロナウイルスと共存する中でどう行動すれば良いかを、下級生に示してくれました。
 6年生の障害走「Do you want to go to heaven or hell?」、今年は英語の研究校でもあり、最上級生は英語力が身についているため、少々の英語の表現は驚きません。3人の教員が紅白どちらかの旗をあげ、その多い方のコースを走る競技です。紅白の旗があがるたびに、歓声があがります。そして、有利なコースの児童は笑みを浮かべて、不利なコースを選んだ児童は決死の表情でゴールを目指します。ある児童はトップを走り、あと一歩で平均台を渡り終えるときに落ちてしまいました。後ろに戻り、平均台を最初から渡り始めましたが、間に合いませんでした。ルールをしっかりと守ろうとするこの児童の行動は、今年の6年生を象徴しています。



 6年生の表現運動は、「Live While We`re Young」です。「若いうちに様々なことにチャレンジしてみよう」といった意味のようです。ソーシャルディスタンスを確保しながらの軽快なダンス、そして一人組体操、工夫を凝らした表現運動は、見ている私たちを魅了しました。




 いつでも笑顔を忘れず、全力を尽くす今の6年生を見ていると、困難に負けずに頑張ってほしいと思うとともに、私たちもできる限りサポートしたいと考えています。残り半年、思い出深い小学校生活となるよう、私たちも全力を尽くします。
  次回は紅白リレーについてお伝えします。