学校ニュース

2020年11月の記事一覧

読み聞かせボランティア(読書週間)

 今週は、読書週間でした。朝の学習ではどの学級でも読書に親しみ、本の良さを見直すきっかけとしています。

 今年の読書週間は、すべての学級に「本を読む楽しさ」「想像する嬉しさ」を伝えたい、そして、「伝える嬉しさ」を共有したいという保護者の方が集まっていただきました。そして、ボランティアとして、朝の学習の時間に、すべての学級で読み聞かせを行ってくださいました。



子どもたちは、ボランティアの方による本の世界に引き込まれるように、静かに読み聞かせに浸っていました。


子どもたちに物語を語りかけるボランティア


紙芝居のような形でお話を展開するボランティア

 新聞報道では、全く本を読まない子どもが増加しているとのことです。読み聞かせボランティアの方々の力をお借りして、本の素晴らしさ、楽しさを子どもたちに感じさせていきたいと思います。
 読み聞かせボランティアの皆様、本当にありがとうございました。

かぬま教育の日 東小授業公開

 11月13日(金)は、「かぬま教育の日」でした。本校では、昨年度に引き続き、英語の授業を公開し、小学校における今後の英語の授業についての研修が行われました。昨年は200人を超える教員が県内外から参加しましたが、今回の研究会は、新型コロナウイルス

感染症予防のため、市内の小学校から各校1名の限定された参加者でした。
 まずは本校の研究内容について、廣瀬研究主任より説明を行いました。

<本校の研究内容について>

  研究主題「外国語を用いて対話できる児童の育成 
 ~関わり合いを通してコミュニケーション力を育む授業の工夫~」

 小学校外国語教育の目標は、コミュニケーションを図る素地や基礎となる資質・能力を育成することにあります。本校においては、ALT(外国語指導助手)と担任、児童たちがそれぞれに関わることに重点を置いた授業を展開し、求められている資質・能力を育成するための指導方法等を研究しています。 


当日は、本校の3年3組、4年2組、6年3組の授業を公開しました。

3年3組の授業

  子どもたちが楽しみにしているクリスマス…クリスマスツリーに興味をもたせ、ツリーの飾り付けを通して、色や形、欲しいものを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむことを目標とした授業でした。



4年2組の授業

  ALTの姪から英語のビデオメッセージが送られてきました。
イギリスの自分の学校のお気に入りの場所を紹介する内容でした。

そこで今度は、東小4年生から、自分の学校のお気に入りの場所を返信しようとする活動を通して、教科名や教室名、お気に入りの場所の伝え方に慣れ親しむことを目標とした授業でした。


6年3組の授業

  アメリカの小学校の先生に、自分たちで栄養バランスを考えた日本の給食のメニューを伝えることを通して、給食の材料が、どの栄養素のグループに入るのかについて伝えることができるようになることを目標とした授業でした。鹿沼市共同調理場の栄養士にも協力していただき、完成したメニューは実際に給食として提供していただけることとなっています。


 当日は、文部科学省から直山木綿子視学官、東京家政大学から太田洋教授にお出でいただき、指導・助言をいただきました。


<文部科学省視学官 直山木綿子先生より>

 ・授業を構想する際には、子どもたちの活動の必然性を十分に考える必要がある。何のためにこの活動を行うのか、目的場面の設定がとても重要である。子どもたちが本当にやりたいという気持ちになっているか、確認しながら授業を進めてほしい。

<東京家政大学教授 太田 洋先生より>

 ・研究には、積み重ねと継続性が大切である。東小の研究の素晴らしい点は、そこを重要視しているところである。2年目、子どもたちと教員の変容を検証してほしい。


 
 新型コロナウイルスの影響もあり、これまでなかなか研修会を開催できない状況にありました。しかし、この日は、授業を通して様々なことを学ぶことができました。研究を通して、英語を話すことが楽しいと思える子、英語を使って様々なコミュニケーションを図ろうとする子をこれからも育てていきたいと思います。
 なお、この研修会開催にあたっては、鹿沼市教育委員会にも多大なるご援助をいただきました。本当にありがとうございました。

就学時健康診断

 11月11日(水)就学時健康診断が実施されました。来年度、入学予定となっている児童は現在、134名、4学級となる予定です。
 今回は、様々な感染防止対策を講じながらの実施となりました。
 受付では手指の消毒と検温を行います。




 受付が終わると、6年生が待っています。ここでグループに分かれ、6年生が各会場に連れて行くわけですが、6年生は、フェイスシールドとマスク、ゴム手袋を着用し、役割を果たします。


 会場も、保護者の皆様はソーシャルディスタンスを確保しながらの座席となります。例年ですと、親学習プログラムをグループになって受けていましたが、今回はグループにはならず、この座席のままで講話を受けることになりました。体育館の換気もしっかりと行います。


 各検診会場においても、子どもたちのソーシャルディスタンスを確保しながら、子どもたちは待機していました。子どもたちは、眼科検診、歯科検診、内科検診等を受けました。





 歯科校医さんのお話で、やはり子どもの近視が多くなっているという話がありました。子どもの近視は、将来の失明につながるほど、深刻に考えた方が良いとのことでした。小さな時からのゲーム、スマホなどが大きな影響を与えるとのこと、そして、野外で遊ぶことが子どもの視力にとても良い影響を与えるということでした。
 この就学時健康診断で忘れてはならないことが、6年生の活躍です。6年生が様々な場で、活躍してくれたので、スムーズに就学時健康診断を終了することができました。




来年4月、元気な1年生が入学してくるのを楽しみに待っています。

音楽鑑賞教室

 10月23日(金)、音楽鑑賞教室が行われました。昨年度までは有名な演奏家や東中学校オーケストラ部等をお呼びして実施していましたが、今年度は本校の音楽部の演奏発表会という形で実施しました。新型コロナウイルス感染防止対策として、今年度は4年生・5年生・6年生が参加し、3部制とすることで3密を防ぎました。
 代表児童のあいさつのあと、まずは校歌が演奏されました。


 次は、イタリアの作曲家ヴィヴァルディが作曲した「調和の霊感」という協奏曲集から、第3番の第1楽章の演奏でした。この曲は、11月8日に千葉県文化会館で演奏することになっています。
 
 3曲目は、やはりヴィヴァルディの作曲した曲で、「四季」より「春」の第1楽章でした。この曲は知っている児童も多かったようで、リズムをとりながら聴いている児童もいました。3人の児童のヴァイオリンが心地よい音色を奏でていました。

 最後の曲は、ジュピターでした。ジュピターとは、モーツァルト最後の交響曲でもある交響曲41番につけられた名前です。ローマ神話の最高の神、ジュピターのように堂々として優れた作品として、この曲にこの名前がつけられました。

 全体を通して、本当に素晴らしい演奏でした。見学した児童や教職員、みんなに感動を与えてくれました。
 音楽部は、今年度、日本学校合奏コンクールの全国大会に出場します。今年度はコロナウイルスの関係でなかなか練習ができない日々が続きました。それでも感染防止を図りながら一生懸命に練習に励んできた成果が全国大会出場という結果となって表れました。
 これからも頑張ってほしいです。そして、全国大会での健闘を祈ります。