学校ニュース

「ありがとう。」

12月9日(木)登校中のできごとです。学校南側の横断歩道まで到着した班の班長が、なにやら1年生の水筒を手にじっと見つめていました。次の瞬間、信号は青になり、班長以外の班員は横断しようとしていたのですが、班長は、「水筒の部品を来る途中に落としちゃったみたいなので、取りに行ってきていいですか」と言いながら、今にも走り出そうとする勢いで私に言いました。「え?どこ?」と聞くと「あそこです」と仁神堂交差点の方を指さしました。「ここから見えるところ?」と聞くと「はい」というので、お願いしました。その子は走って行って来てくれました。戻って来たその子の手には、確かに水筒の部品だと思われるものがありました。割れてしまって外れたのかもしれません。

私は「ありがとう。」と言いました。他の言葉はそのときは出てきませんでした。班の下級生のことを大切に思っている証拠であると強く思いました。「自分も大切、友達も大切」すばらしい行いに出会うことができました。