学校ニュース

粟中地区小中連携推進協議会

 昨日24日は粟野中学校区小中連携推進協議会が粟野中学校で開催され、粟野地区の5つの小学校と粟野中学校が集まり、授業参観、情報交換会などを行いました。
 まず、授業参観ですが1年生だけでなくすべての学年学級が公開されていました。どの学級も落ち着いた雰囲気で授業がなされており、小学校の授業とは違って大人の雰囲気が漂っていました。
 1年生の授業ですが、欠席者はだれもいなく全員出席で、1組が国語、2組が英語の授業でした。驚いたことに2組の英語の授業担当は私が西方中に赴任していた時の教え子でした。実は粟中の先生にはもう一人西方中の時の教え子がいるのです。また、本校の教務主任も粟中の教員に教え子がいるのだそうです。自分たちの教え子が教員をやっているという時代の流れと共に、粟中との縁の深さを感じずにはいられません。
  
 さて、授業の中身ですが、粟中1年生には永野小の卒業生3名が在籍していますが、どの生徒も意欲的に課題に取り組む様子が見られ、さすが永野小出身!と思った次第です。しかし、中学生になっても永小の教え子は教え子。昨年までの担任が温かい眼差しを送る姿も見られました。
 
 情報交換会では、スマートフォンを使用してのSNSの問題が話題になりました。SNS上にプライベートに関する画像や相手を傷つけるような不適切な言葉がアップされ、それが元でトラブルに発展するケースがいくつか見られるようです。他の話題としては、小さい学校から集まってくるので、入学当初はなかなか馴染むことができない生徒が多かったようですが、板荷での宿泊学習での様々なプログラムにより、子どもたちの距離が縮まった結果仲間作りができ、今では学級の垣根を越えての交流が当たり前のようになっているとのことです。
 永野小の卒業生、そして粟中の一年生が全員元気で中学生活を送っていることが確認でき、大変有意義な協議会となりました。

 これまで「from校長室」でもインターネットやスマートフォンの危険性について何度かお知らせしたことがありますが、これから中学、高校に進むにつれてトラブルの可能性は増していくことになります。小学生でもスマートフォンやSNSの機能がある携帯型ゲーム機等をもっており、実際にSNSを使用している児童もいることと思われます。もし、お子さんがSNSをやっているとしたら、誰とどんな内容で行っているか知ってますか?年齢が進むにつれて保護者が通信内容の管理をするのが難しくなります。情報モラルについての知識や活用能力が未熟な小学生だからこそ約束事を決め、通信内容の管理を保護者が行うことが大切です。それが子どものためになります。