日誌

平成27年度校長室だより

平成27年度を終えて・・・。

本日をもって平成27年度が終了します。
 振り返れば、大きな学校行事を節目にして、子ども達はすくすくと成長しました。どの学年も、その成長段階に応じて順調に成長しています。
 立派な6年生はすでに卒業し、この間まで次期リーダーだった5年生はリーダーの顔つきになりました。
 1年生は、顔つき、立ち居振る舞いがすっかり小学生らしくなり、ランドセルカバーや黄色帽子から卒業します。
 2年生は、少人数の2学級から、多人数の1学級にまとまる準備がでました。
 3年生は、しっかり成長し、今すぐ上学年の仲間入りをしても大丈夫なようすです。
 4年生は、いよいよ高学年となりますが、次期リーダーとしての意識の高まっている様子が見て取れます。 
 言うまでもありませんが、子ども達は学校だけで育っているわけではありません。学校の授業や体験活動で学んだことは、家庭学習や家族とのコミュニケーションで補充、深化していただいています。また、地域の見守り、言葉かけや各種行事等により世代を超えた交流が図られ、郷土愛や自然への畏敬などを継承していただきました。
 学校、家庭、地域が連携協力し、互いに補完し合い、しっかりした結び付きがあったおかげで、大過なく年度末を迎えることができたのだと思います。
 今年度末、西小は39名の児童が卒業し、5名の職員が転退職します。新年度、新たに4名の職員が赴任し、4月12日には30名(本日現在の予定)の児童が入学します。学校は今年度の成果を基盤に、また課題を糧にして、新年度をスタートさせます。
 関係者の皆様には、今年度1年間(小職としては3年間)、西小の教育活動にご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。

第45回卒業式を終えて

本日は、鹿沼市教育委員会様をはじめ、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜り、保護者の皆様に見守られる中、第45回鹿沼市立西小学校卒業式を、厳かにそして温かい雰囲気の中で行うことができました。あらためて、深く感謝申し上げます。

 卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業本当におめでとうございました。 
 
 卒業生は、学校を代表し、下級生達を牽引する立場の最上級生として、さまざまな場面での活躍が目を引きました。また、クラスとしては学び合い活動のある各教科の授業を通して、学力の向上も見られました。
 特に、外国語活動には教育委員会やALTのバックアップもいただきながら熱心に取り組みました。年度はじめには簡単なゲーム形式の外国語活動であったのが、年度末には言葉のやりとり(インタラクション)ができるまでになりました。基本的に日本語を使用しない45分間の活動で、担任教師の努力もさることながら、相手の発する英語を聞き取り、何とか意味をつかもう、読み取ろうという6年生達の姿勢は実に素晴らしいものがありました。さらには、何とかメッセージを相手に伝えようとうする意欲や態度も育っていきました。
 中学校に進学すると、初対面の人との出会いと交流、新たな学習内容、中学校ならではの学校行事や部活動、義務教育修了後の進路選択など、さまざまな局面に出くわすはずです。そのようなときに、外国語活動で培った「分かろうとする姿勢」、「伝えようとする意思、態度、表情」などを駆使すれば、突き当たった壁や困難さは必ず乗り越えていける思います。
 どうか、夢を抱き、小さな「目標」を立て、一つ一つクリアしながら、自己実現をしていってほしいと思います。目標に向けて努力すれば少なからず成長します。目的を見失わず、目標を分析して具体的な取組を見い出し、前進していってほしいと思います。
 
 可能性豊かな卒業生には、目先の結果の良し悪しにとらわれず、易きに流れず、少しの困難さはあって当たり前だと思って乗り越えていってほしいと思います。 「全力・挑戦・ありがとう」を胸に。

 卒業証書授与後の式辞には、そんな思いを込めて、旅立つ39人にエールを送りました。

3学期、そして新しい年を迎えて

平成28年がスタートして8日が経ちました。
 皆様はどのように年末を送り、新しい年をお迎えになられたでしょうか。
 昨年は、保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様に大変お世話になりました。あらためて、感謝申し上げます。本年も、何とぞよろしくお願いいたします。

 今朝は久しぶりに冷え込みましたが、この時期らしい空気に、ピンと張り詰めた緊張感を抱きました。また、約2週間ぶりに学校前で子ども達とあいさつを交わし、すがすがしさを味わうこともできました。
 この年末年始は、春を思わせるような暖かな日もあり、穏やかな過ごしやすい毎日でした。どうか、今年が穏やかな年になってほしいと願うと同時に、ゆっくりと着実に歩んでいきたいと思っているところです。
 この冬休みも、お陰さまで児童のケガや事故がなく、校地内も異状はなく安心して3学期を迎えることができました。
 今年度の最終学期の始まりであると同時に、1年の始まりでもある今月は、意識的に一日一日を大切にしていくことが肝要だと思います。また、ここからの3ヶ月は1年間のラストスパートと、次の年度のスタートに向けた助走の期間であることをしっかり肝に銘じていきたいと思います。
 引き続き、職員一同、一致団結して子ども達の学習と生活の指導及び支援に努めて参ります。

2学期を振り返って

今日は冬至です。夏の終わりから冬へと季節が移り変わり、間もなく2学期が終わります。
 9月の豪雨は、地域に多大な被害をもたらし、年末になった今もその爪痕が残っているところがあります。そのような中、学校は、お陰さまでなんとか計画通りに2学期の教育課程を実施することができました。大変有り難いことだと思っております。
 さまざまな学校行事では、その都度保護者の皆様のご理解とご協力に支えていただきました。また、地区コミュニティー推進協議会、地区子ども会育成会連絡協議会、西スポーツ少年団指導者の皆様をはじめ、多くの方々のご尽力により、西小地域の子育てが着実に推進されました。あらためて、学校、家庭、地域の役割分担や連携の大切さを感じております。
 ところで、今月は「保護者アンケート」を実施いたしましたが、お忙しい中、大多数の保護者の皆様に、ご回答をいただきました。本当にありがとうございました。自由記述では、学校に対するお褒めの言葉、労いの言葉、そしてご指摘のご意見をいただきました。学校の中にいると見えにくい、気づきにくい事がらを、保護者のお立場で観ていただくことで、あらためて気付かされることが多々ありました。後押しをしていただき、勇気づけられこれからも頑張ろうと思えた言葉や、襟を正して改善しながら、もっとしっかりやっていこうと考えさせられた言葉を、全職員で共有したところです。この後、しっかり整理、分析して、3学期早々にまとめたものを保護者様宛にお知らせいたします。
 さていよいよ、子ども達が家庭や地域で過ごす13日間の冬休みになります。子ども達には、家族の一員として年末年始の手伝いをしたり、地域の子どもとして年中行事に参加したりして、この時期ならではの経験をさせたいものです。そして、そのような経験を通して家族愛や郷土愛を育んでいってほしいなと願っております。
 3学期の始業式は1月8日(金)です。皆が元気に再会できることを願っております。皆様にとって、素晴らしい年の幕開けを迎えられますことを心よりお祈りいたしております。
 今学期も、大変お世話になりました。

晩秋の西小、収穫祭と感謝の会に思う

まさに晩秋らしい日の本日、多くのお客様のご臨席のもと、西小恒例の「収穫祭」と「感謝の会」が行われ、本校の体育館が温かい空気に包まれました。日頃から、たくさんの方々の学校への深いご理解と温かいご協力をいただいておりますことを、あらためてお礼申し上げます。

 さて、本校の教育活動は、地域の教育資源の活用と、地域の皆様との連携により、人間性豊かな児童の育成をめざして展開されています。数多くある本校の教育活動の中で、中心的な役割を果たしているのは、「米づくり体験」と「農園活動」で構成されている『農業体験活動』であろうと思います。
 今年の農業体験活動は、特にこの秋の大根栽培において、昨年の反省と悔しさを糧に、農園協力者様のアドバイスのもと、この3年間で一番の豊作となりました。今年前半の学年毎の野菜作り、トウモロコシ作りも大成功でしたし、「米づくり」も米づくり協力者様や「ふれあいみどりの村」の皆様のお力添えで、9月の豪雨災害を乗り越え、会食することができました。また「豚汁」には、大根の他、今年試みとして栽培した人参と白菜、そして地元指導者様のご指導による児童手造り味噌を初めて使うこともできました。学校だけでは絶対にできないこのような活動は、地域のコミュニティーの持つ力、地域の教育力の表れだと感激しているところです。まさに本校スローガンの「全力、挑戦、ありがとう」が当てはまる特色ある教育活動になったと思います。
 もちろん、「農業体験活動」以外に、学習や環境整備など、本校は多くの方々の惜しみないご支援とご指導をいただいて運営されております。「感謝の会」は、その関係の皆様への感謝の気持ちを表す意味をもって、児童会が企画運営しました。

 子ども達は、米づくりでは昔ながらの手作業の貴重な体験をさせていただき、農園活動では、農園に何度も足を運び、色々な作業をしました。今年の農業体験活動も本当によく頑張ったと思います。
 また、子ども達は、農業体験活動の稲の管理や畑作りにはたくさんの人が関わり、多くの手間もかかっていること、自分たちが毎日安全に登下校し、楽しく学習でき、安心して学校生活が送れているのは、多くのボランティアの方々や地域の方々が支えてくださっていることを理解できたようです。このことは何よりうれしいことだと思います。楽しいこと、うれしいこと、安全なこと、美味しいこと等の裏に必ずある「支え」の存在に目を向け、感謝できることこそ、将来子ども達が大人になり、社会に貢献できる人、人のために汗をかける人になる大切な要素なのだと思います。
 長い2学期もあと一月余りとなりました。これからも児童の知・徳・体の調和のとれた成長を目指してまいります。関係者の皆様の引き続きのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

 ※ 本日付けの学校ニュースの「収穫祭と感謝の会のお礼」の記事は内容が重複するため、削除してこちらの記事に替えさせていただきました。ご了承ください。