学校ニュース

にっこり 人権教育講演会(6年生)

 本日、5校時目に同和問題について、講師の方をお招きし被差別体験談の講話をして頂きました。
 講師の方は、幼少の頃からいじめられたり、周りの友達とはなんとなく違う扱いをされたりといったことがあったそうです。「〇〇町の子とは遊んではいけない。」と言われたり、「おまえ部落だろう。」と言われたりするなどつらい思いをしてきた体験を子ども達に話して下さいました。勤めた時も、出身地のことを聞くと、これまで優しく普通に接してきてくれた人の態度が変化し、ひどく傷ついたということも話して下さいました。
 同和問題以外にも「ハンセン病の療養所でご自身が感じたこと」、「ちゃんとした知識が無いと差別につながってしまうこと」や「自分自身で学ぶことの大切さ」などを訴えて下さり、6年生も真剣に耳を傾けていました。
 横田めぐみさんのご両親の講演会に行った際の「愛情の反対は憎しみではなく無関心」という言葉、マザーテレサの「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさいそれはいつか運命になるから。」という言葉を贈って下さいました。
 これから小学校を卒業し中学校へ進学する6年生にとって、貴重な経験になったことと思います。講師の先生、ありがとうございました。