日誌

2015年11月の記事一覧

晩秋の西小、収穫祭と感謝の会に思う

まさに晩秋らしい日の本日、多くのお客様のご臨席のもと、西小恒例の「収穫祭」と「感謝の会」が行われ、本校の体育館が温かい空気に包まれました。日頃から、たくさんの方々の学校への深いご理解と温かいご協力をいただいておりますことを、あらためてお礼申し上げます。

 さて、本校の教育活動は、地域の教育資源の活用と、地域の皆様との連携により、人間性豊かな児童の育成をめざして展開されています。数多くある本校の教育活動の中で、中心的な役割を果たしているのは、「米づくり体験」と「農園活動」で構成されている『農業体験活動』であろうと思います。
 今年の農業体験活動は、特にこの秋の大根栽培において、昨年の反省と悔しさを糧に、農園協力者様のアドバイスのもと、この3年間で一番の豊作となりました。今年前半の学年毎の野菜作り、トウモロコシ作りも大成功でしたし、「米づくり」も米づくり協力者様や「ふれあいみどりの村」の皆様のお力添えで、9月の豪雨災害を乗り越え、会食することができました。また「豚汁」には、大根の他、今年試みとして栽培した人参と白菜、そして地元指導者様のご指導による児童手造り味噌を初めて使うこともできました。学校だけでは絶対にできないこのような活動は、地域のコミュニティーの持つ力、地域の教育力の表れだと感激しているところです。まさに本校スローガンの「全力、挑戦、ありがとう」が当てはまる特色ある教育活動になったと思います。
 もちろん、「農業体験活動」以外に、学習や環境整備など、本校は多くの方々の惜しみないご支援とご指導をいただいて運営されております。「感謝の会」は、その関係の皆様への感謝の気持ちを表す意味をもって、児童会が企画運営しました。

 子ども達は、米づくりでは昔ながらの手作業の貴重な体験をさせていただき、農園活動では、農園に何度も足を運び、色々な作業をしました。今年の農業体験活動も本当によく頑張ったと思います。
 また、子ども達は、農業体験活動の稲の管理や畑作りにはたくさんの人が関わり、多くの手間もかかっていること、自分たちが毎日安全に登下校し、楽しく学習でき、安心して学校生活が送れているのは、多くのボランティアの方々や地域の方々が支えてくださっていることを理解できたようです。このことは何よりうれしいことだと思います。楽しいこと、うれしいこと、安全なこと、美味しいこと等の裏に必ずある「支え」の存在に目を向け、感謝できることこそ、将来子ども達が大人になり、社会に貢献できる人、人のために汗をかける人になる大切な要素なのだと思います。
 長い2学期もあと一月余りとなりました。これからも児童の知・徳・体の調和のとれた成長を目指してまいります。関係者の皆様の引き続きのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

 ※ 本日付けの学校ニュースの「収穫祭と感謝の会のお礼」の記事は内容が重複するため、削除してこちらの記事に替えさせていただきました。ご了承ください。