学校ニュース

1年生 自然生活体験学習 前半(1・2組)を実施しました

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっていた、1年生自然生活体験学習を実施しました。本来であれば泊をともなう行事でしたが、施設の予約状況等により日帰りの実施となりました。

 11月8日(月)は、1組と2組が板荷にある自然体験交流センターにて、『間伐』と『非常食づくり』の体験活動を行いました。天候が心配されましたが、時折、青空と日差しが見える中、1年生はそれぞれの活動に意欲的に取り組むことができました。

 『間伐体験』では、地元で林業を営んでいる木村様から間伐の必要性や自然環境の保護についての講話をいただいたあと、原木をチェーンソーで切り倒す様子を見させていただきました。その後、1年生の手作業によって、枝を切り落とし、キャンプファイヤー用の薪(長さ120㎝)に切り分ける作業を行いました。切断や木材の運搬などの作業に協力的に取り組む生徒が多く見られました。ちなみにキャンプファイヤー用の薪は1年間乾燥させ、来年のキャンプファイヤーで使われます。

 『非常食づくり体験』では、一人一合の米を飯盒で炊くために、かまどやU字溝に火を起こすところから始めました。普段、火を起こす経験の少ない生徒ばかりだったため、せっかく着いた火がうちわで扇いだ風により消えてしまったり、小枝や薪を入れすぎて火が消えてしまったりと悪戦苦闘していました。その中でも班員同士でコミュニケーションを取りながらご飯を炊き上げ、おいしいカレーをいただくことができました。片付けや清掃もスムーズに行うことができ、責任感の高さがうかがえました。

 非常食づくり体験で空腹を満たした後に、活動班ごとに『活動のふり返り』を行いました。まずは個人のふり返りとして、しおりの自己評価や感想を記入しました。その後、記入した内容をもとに生活班ごとに全員が発表し合いました。どの活動班も和やかな雰囲気で発表が行われており、一人の発表が終わると拍手をしている活動班もありました。自然生活体験学習での学びをより深められたのではないかと思います。

 11月9日(火)には後半として3組と4組が行くことになります。雨天が予想されていますが、悪天候にも負けないくらいの「協力」「責任」「貢献」をしてきてほしいです。