花丸 理科 5・6年生

天秤の左右の腕の「力(重さ)×距離」が同じになると釣り合います。そのことを利用して「洗濯物干しが傾かないように干すこつ」について考えました。「重そうな物は外側で軽そうな物は内側に干す」とか「同じ重さの物を支点から同じ距離に干す」など予想したことを、実際に洗濯物を干しながら検証していきます。「洗濯物の重さを量ろう」という意見がある中、「いちいち量りながら干さないよ」という反論もあり、理科と日常生活を横断的に考えていることがうかがえました。支点から数えて右1の位置に干したズボンと左5の位置に干したハンカチが釣り合っていることから、ハンカチはズボンの5倍の重さがあると推論したり、実験用てこを使って洗濯物干しの状態を再現し、複数位置におもりを下げたときの釣り合いの決まりを見つけたりと、自分たちの発想を十分に生かして活動していました。洗濯物干しを科学的に検証する、こんな学びが展開できるのも本校らしさの一つだと思います。