学校ニュース

職員研修

 鹿沼市教育委員会の先生をお招きして、人権教育について研修を行いました。
 「親和的な学級集団作りのためのワークショップ」という内容の下、自分の考えをもちつつ、他者と話し合って折り合いを付けるというグループエンカウンターについて研修しました。
 以下の内容が研修課題です。
 真夜中、自分の乗る豪華客船が事故に遭い、大海原に投げ出されてしまいました、何とかボートに乗り組んだわたしたち。西方には無人島がありますが、西風が強くボートはどんどん流されていきます。
 ここで、生き残りをかけ、ボート内にあった以下の用具の使用頻度の優先順位を考えてみましょう。というものです。
 まず、自分の考えをもち、その後グループで他者の意見を聞き、修正していきます。
 その用具というのは
 ①海図 ②オール4本 ③化粧鏡 ④防水ラジオ ⑤ロープ4本(3cm径×20)
    ⑥布製バケツ ⑦マグネットコンパス ⑧石油缶(18L重油入り) ⑨防水懐中電灯  ⑩防水シート(オレンジ色)
 

 

 最も優先度が高かった用具は⑤のロープです。海に投げ出されないためにしっかり,人や物を縛り付けるためです。続いて⑥の布製バケツ ボート内に入ってきた水をどんどん外に出していきます。そして⑧の石油缶 波を沈める働きがあるそうです。(海上保安庁の回答です。)
 真っ暗な中①の読めない海図や、有効な情報があまり入手できない④の防水ラジオより、人命確保を最優先すると言う考えを尊重するということ、納得したら他者の意見を素直に受け入れ修正する大切さを学びました。
 大変有意義な研修でありました。