学校ニュース

美しい日本語 2

 
 遣らずの雨 (やらずの雨)
 人を遠くに行かせるのが「遣る」
 よって人を行かせようとしないことを「遣らず」と言います。
 訪問客が帰ろうとするとまるで引き留めるかのように降る雨を
 「遣らずの雨」と言います。
 美しいですね。

 馬の背を分ける
 山の両側が落ち込んだ稜線(りょうせん)のことを「馬の背」
 そういう場所で一方が雨でも一方は晴れと言うことがあります。

 篠を突く(しのをつく)
 「篠」とは細く群がり映える小さな竹のこと。
 これに見立てて、大粒の雨が激しく降る様子を言う。
 「篠を突く雨に見舞われた。」

 今日も天気がすっきりしませんが、こんな風に同じ雨でも趣をもってみていきたいですね。