清一小 復旧への道 その2

必死の泥出し
 緊急招集した本校の教職員たちで泥出しを始めました。中には夫婦で来てくれた職員もいたのですが、10名ほどの人数ではなかなか作業が進みません。

 そこに来て下さったのが、地元の深程消防団の方々でした。夜通しで地域を見回り、逃げ遅れた方を救助していたそうです。中にはご自分の家のハウスが水害にあった方も。そのような状況の中、学校に駆けつけて下さった消防団の皆さんは、ヒーローのようでした。

    トイレの床掃除で使う水切り用のヘラ、ちりとり、手箕、バケツ、ゴミ箱、一輪車・・泥出しに使えそうなものを片っ端から集めてきて、泥水を集めては校舎の外に捨てる作業を繰り返しました。
  消防団の方が帰った午後には、保護者の方がお子さんを連れて手伝いに来て下さいました。
  泥が乾いてしまう前にと、皆さんが必死に泥出しをしてくださったお陰で、日没までに何とか教室や廊下の木の床が見えるまでになりました。