学校ニュース

スマホ・ケータイ安全教室


  
 昨日午後2時30分過ぎから、携帯電話会社のインストラクターに来ていただき、保護者・教職員対象の「スマホ・ケータイ安全教室」を行い、スマホ・ケータイをめぐる様々な問題や対処の仕方などを学びました。
 現在のような社会状況の中では、子どもたちはいずれスマートフォンを持つようになることと思います。しかし、スマートフォンを持つことによって便利になる反面、様々な危険等に遭遇する可能性が増加するのも事実です。例えば、「個人情報の流出」「誹謗中傷によるネットいじめ」「※知らない人(会ったことのない人)との交流、面会」「月額通信費や買い物、ゲーム等での課金」など。
 ですから、子どもたちには、スマートフォンを持たせる前には使用に伴って生じるかもしれない危険性や、ルールやマナーなどについてきちんと理解させておく必要があります。
 ※インストラクターとの話の中で、「今の子どもたちはSNSで交流のある人は知らない人ではないという感覚なのだ」という話がありました。だから家庭や学校で「知らない人とは会ってはいけません。」と言っても、SNSで交流している人と会うことがあるとのことです。

 そして、大人(親)としても範を示すことが大切です。例えば食事中のスマートフォンの使用を控えるとか、話しかけられたときはスマートフォンを使用していても、使用を中断して会話を優先するなど…。特にお子さんが話しているときにはそれを最優先にしていただき、何でも話せる関係を作ることで、子どもの居がい感(ここにいてほっとする感じ)につながります。機械と人間どっちが大切かは火を見るより明らかですね。居がい感が得られないとき、子どもは他のつながりを求めて、関心を外に向けることがあります。
 最後になりますが、鹿沼市には「小中学生にはできるだけ携帯電話(スマートフォン)を持たせないよう保護者に理解と協力を呼びかける。」という方針があります。子どもにスマートフォンを持たせるにあたっては、危機感をもつとともに、使用状況を把握することが大切です。