学校ニュース

竹馬ブーム、草野球



 先日はPTA全体研修会、お世話になりました。その時、女の子の間で竹馬がブームになっているというお話をしましたが、今日はその竹馬と男の子の草野球の様子をお知らせします。私が子どもの頃は父が竹馬を木で作ってくれて、それに乗った記憶があります。今の竹馬のような高さ調節はありませんでした。草野球も男の子が3~4人集まると、原っぱや空き地などでキャッチャー無しの三角ベースで遊んだものです。
 
 本校ではこれまでも休み時間に、たまに何人かが体育小屋から竹馬を出して乗っている様子は見られました。その何人かが乗っている様子を見て興味をもった女の子たちが次第に増えていったように思います。さらに教務主任の先生が参戦し、子どもたちに適切なアドバイスや目標を与えながらやっているうちにブームが広がっていきました。
 草野球の方は5,6年生の男子がプロ野球に関心があり、野球部に入っている児童もいるので、以前から休み時間ごとに野球をして遊んでいました。

 小学生のうちは様々な運動に親しむことが大切です。竹馬に乗ることで、バランスや手足の筋力、歩くためのタイミングが必要でとてもいい運動になっていると思われます。野球も、生活の中ではほとんど無い運動「投げる」という動作が身に付きます。
 私たちが子どもの頃は外で遊び回っていて、いろいろなことをやりました。ベーゴマやメンコなど投げる動作の遊びもありました。そして、今のように「危険だからやめなさい」というのもほとんどありませんでした。そうして知らずのうちに基礎的な運動能力を身に付けたものでした。しかし、現在は事件や事故、生活様式の変容などで、昔のようにはいかなくなっています。大人が子どもたちに機会を与えないと運動能力は身に付かなくなっているようです。
 
 PTA全体研修会でもお話ししましたが、休み時間の永野小の光景、「竹馬」に「草野球」。そこには平成が幕を下ろした令和の今、「昭和」の香りが漂っています。