学校ニュース

サマースクール第1日

 サマースクール第1日は、栃木県埋蔵文化センターから3人の講師の先生をお迎えして、上学年(4~6年)は土器づくり、下学年(1~3年)は古代布のアンギンづくりに取り組みました。いずれも、今から約1万5000年前~2300年前の縄文時代の人々が作り、使っていたものです。ここで問題です「土器はどのように使ったでしょうか。今で言うなんでしょう。」答えは参加した上学年の児童に聞いてください。夏休み中にもかかわらず、多くの児童が参加してくれました。それぞれ、講師の先生から説明を受けてから、作業に入りました。


〇土器づくり 
 土器づくりは、粘土を丸め、伸ばして、ひも状にして一層一層、重ねながら作っていきました。手を汚し、土器の表面には縄目の文様も入れ、縄文人の気持ちになりながら、一生懸命作りました。実際は乾燥させた後、野焼きをするのですが今回の体験は製作と乾燥までになります。ただ今、学校で乾燥中です。乾燥後ペン立てなどにして使用してください。




〇アンギン布づくり
 アンギン布づくりは一部の児童を除き、苦戦しているようでした。ひもを器具の上で往復させ、そこに糸で編み込んでいくのですが、糸がたくさんあってからまってしまい、下学年にとっては難しい作業だったのかもしれません。しかし、センターの講師の先生がとても丁寧に対応してくれて何とか作ることができたようです。


 「縄文人に負けるな」と励ましながら、作業をしていましたが、数千年も前に、土器やアンギン布を上手に作っていた縄文人の器用さにはびっくりです。縄文時代の遺跡と言えば、近くに星野遺跡があります。興味を持たれた方は、ぜひ行ってみてください。
 また、本日から個人懇談が始まりました。猛暑の中大変ですが、情報交換の貴重な機会ですので、よろしくお願いします。