学校ニュース

昨日の授業から(3年生)

 昨日、3年生は、算数科の授業で、重さの学習を行っていました。これまでは、長さや水のかさなど、目に見える量について学んできましたが、今回は、重さという目に見えない量について考えていきます。

 今日は、その始まりの学習でした。授業の冒頭、大きなトロフィーを何名かの児童が持ってみました。見た目よりとても軽いです。

 今日の学習課題は、5つのお菓子の袋を重い順に並べることです。それぞれ、見た目の大きさは違います。これをどのように比べるか、みんなで考えました。まずは、天秤を使って、重さを比べてみることにしました。みんな夢中になって重さを比べていました。

 しかし、活動が進んでくると、記録が複雑になり分かりにくいし、時間もかかって大変であることに気付いていきました。次の時間には、もっと簡単な方法で、重さを比べることができないか、みんなで話し合っていきます。授業の終わりまで、子どもたちは、何とか解決したいと、真剣に考えていました。

 この授業は、本校の研究課題である「誰もが分かる・できる喜びを味わえる授業づくりの工夫〜インクルーシブ教育の視点に立ったきめ細やかな支援と指導のあり方の充実〜」の授業研究会の授業でもありました。

 児童が下校した後、宇都宮大学教職大学院准教授や鹿沼市教育委員会の指導主事、宇都宮大学への内地留学の教員の方々も参加して、今日の授業について話し合いました。研究の三つの柱を視点として、子供たちの学びの様子や授業の手立てについて、熱心に意見交換し、それぞれの授業づくりへの考えを深める時間となりました。