子供たちはどんなときに幸せを感じるでしょう。「ひとつは、自分を好きになったとき、だと思います。学校で、勉強がわかった! 運動で記録が伸びた! よいことをしてみんなに認められた! そんな体験を積むうちに、子供たちは自分を好きになっていきます。難しい言葉でいうと、「自尊感情」です。また、人のためになった、と感じたときも幸せを感じます。地域の人にあいさつをして、笑顔が返ってきた! 友達を助けて、「ありがとう!」と感謝された! そんな体験を重ねるうちに子供たちは、人のためになった幸せを感じます。これからも人のために何かをやりたい気持ちが湧いてきます。難しい言葉でいうと「自己有用感」です。学校は、このような、『自分を好きになり、人のためになり、そしてまた自分を好きになる』という体験を積む場所です。この体験は、大人になったとき、大きく花開き、人生を豊かにします。これこそが「幸せの種」です。私たち教職員は、そんな「幸せの種」を、楡小すべての子が十分に育むことのできる教育活動に全力で取り組んでいきます。同時に、楡小に関わるすべての人、子ども達、保護者、ボランティア、地域の方、が幸せでいられる、幸せがつながっていく、幸せが連鎖する、笑顔が連鎖する、そんな学校にしたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。