◎子ども達はどんなときに幸せを感じるのでしょう◎
ひとつは、自分を好きになったとき、だと思います。学校で、勉強がわかった! 運動で記録が伸びた! よいことをしてみんなに認められた! そんな体験を積むうちに、子ども達は自分を好きになっていきます。難しい言葉でいうと、「自尊感情」です。また、人のためになった、と感じたときも幸せを感じます。地域の人にあいさつをして、笑顔が返ってきた! 友達を助けて、「ありがとう!」と感謝された! そんな体験を重ねるうちに子ども達は、人のためになった幸せを感じます。これからも人のために何かをやりたい気持ちが湧いてきます。難しい言葉でいうと「自己有用感」です。学校は、このような、『自分を好きになり、人のためになり、そしてまた自分を好きになる』という体験を積む場所です。この体験は、大人になったとき、大きく花開き、人生を豊かにします。これこそが「幸せの種」です。私達教職員は、そんな「幸せの種」を、楡小すべての子が十分に育むことのできる教育活動に全力で取り組んでいきます。同時に、楡小に関わるすべての人、子ども達、保護者、ボランティア、地域の方、が幸せでいられる、幸せが連鎖する、そんな学校にしたいと考えています。
そこで、今年度本校スローガンですが、平成30年度は、「ハッピーリレー」、令和元年度は、「スマイルリレー」でした。今年度は、「チーム楡小サンキューリレー」です。どうぞよろしくお願いします。
「ニュースピックアップ」
7月1日(水)絵画鑑賞
本校の宝物、鈴木敏之氏の絵画「おはようさん」を鑑賞に、地域の方が、校長室を訪れています。今日も、何人もの方が鑑賞に訪れ、しばしの豊かな時間を過ごしていかれました。
6月18日(木) 鈴木敏之氏の新聞記事
過日紹介しました本校の宝物、鈴木敏之氏の「おはようさん」ですが、6月18日付下野新聞の一面「雷鳴抄」に記事として紹介されていました。記事では、鈴木氏を「奇跡の画家」として、また、「障害者にも健常者にも等しく勇気を与えてくれる」「希望の画家」と紹介しています。本校校長室に、その鈴木氏の傑作「おはようさん」が展示してありますので、保護者の方のみならず、地域の皆様も、ぜひ、お立ち寄りいただき、その素晴らしさを堪能いただければ幸いです。
6月15日(金)本校の宝物 校長室移設
本校にはたくさんの貴重な絵画があります。そのなかでもひときわ輝いている絵画があります。鹿沼市にゆかりのある画家、鈴木敏之氏の「おはようさん」です。鈴木氏は、俳人として俳壇で数々の入賞を果たし、また、盲目の画家としても知られ、朝日新聞社より刊行された伝記「指が目になった」(朝日新聞社)は、大宅壮一賞候補になったほどの全国的に名の知れた文化人です。鈴木氏の代表作のひとつである「おはようさん」は、本学区内の方より昭和54年に寄贈いただき、以来、子供たちの情操向上のため、図書室に至る階段の踊り場に展示していましたが、このほど、校長室へ移設しました。移設前に、子供たちに改めて鈴木氏の生涯、そしてこの絵画について紹介しました。これからも、この文化遺産を大切に保管しつつ、子供たちの情操教育に役立てていきたいと思います。