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防災の日

 9月1日は防災の日です。防災の日が制定されたきっかけは、1923年9月1日に起きた関東大震災。マグニチュード7.9と推定される巨大地震が、近代化した首都圏を襲いました。防災という概念が浸透しきれていなかった当時は、この大震災により多数の被害が発生しました。多くの人が亡くなり、火事や倒壊で家を失い、その被害は莫大なものでした。

 この大震災を教訓に「いつ何が起きるか分からない災害に対して、避難できる知識を身に付けておこう」と制定されたのが、防災の日の由来だと言われています。ちなみに防災の日は9月1日ですが、9月1日から1週間は「防災週間」と制定されています。

 

鹿沼市では毎年9月に『防災救食(給食)』を実施しています。この給食は、避難所で提供されるような、非常食を実際に食べるというものです。

今年の『防災救食(給食)』はこちらになります。

 

バターロール、牛乳、レトルトコーンポタージュ、バナナ、アロエヨーグルト

レトルトコーンポタージュは自立式のパウチから直接食べます。

 

 いただきますの前に、担任の先生から防災救食(給食)の説明を聞いて、防災の日についての動画を観ました。

 レトルトコーンポタージュは初めてでしたが、子どもたちは上手に開けて食べることができていました。一見、普段の給食よりもボリュームが少なく感じてしまいますが、子どもたちからは「お腹いっぱいになった。」という声も聞こえてきました。

給食では5品並びましたが、実際に被災し非常食を食べる事になった場合、ここまでの品数はそろわないでしょう。防災救食(給食)を通して、防災意識を高めるきっかけになったかと思います。

 災害は、いつどこで起きるかわかりません。この機会にご家庭でも非常時の備えについて、話し合ってみてはいかがでしょうか。