鹿沼市立津田小学校では、知・徳・体の調和のとれた豊かな人間性と創造性を身につけた心身共に健康でたくましく生きる児童を目指します。
2024年2月の記事一覧
とちぎの愛される果実
今日はさつきランチでした。
さつきランチは鹿沼市や栃木県の特産物を使用した献立です。
県産小麦バターロール、牛乳、ニラサラダ、かんぴょうのクリーム煮、とちあいか
今日のタイトル「とちぎの愛される果実」とは、『とちあいか』のことです。
とちあいかは2018年に生まれた品種です。果実は切った断面がハート形で、鮮やかな赤色で光沢があります。令和2年7月に「とちぎの愛(あい)される果(か)実」という意味を込めて名付けられました。
今日のとちあいかは、JAかみつがさんから無償提供された新鮮でおいしいいちごです。
栃木県はいちごの生産量が55年連続日本一です。私たちの住む鹿沼市でも、おいしいいちごがたくさん作られています。
粒の揃った、赤く艶のよいとちあいかが届きました。
さて、ここからは調理室の様子をご紹介します。
まずはパックを一つ一つ丁寧に開けていきます。
水の中で傷や汚れがないか一粒一粒確認しながら3回洗います。
洗う際に傷付けないよう、ここでも丁寧に。
洗浄、消毒、すすぎを経て、最後に食缶へ数えていきます。
写真の食缶は北犬飼中の物になります。輸送中に揺れて傷がつかないよう丁寧に並べていきます。津田小、石川小の分も同じ様に丁寧な作業で数えていきます。
素早くかつ丁寧な作業のお陰で、宝石の様に輝くとちあいかが子どもたちの元へ届きました。
給食の時間には、おいしいとちあいかはどの様にして運ばれてきたか、普段見ることがない調理室の様子や調理員さんの作業も交えて紹介しました。
いちご農家さん、運んでくださったJAの職員さん、調理員さんなど、様々な人の手を経て自分の手元に届いていることに感謝して、おいしく食べてほしいこと、お家の人にも今日の給食に「とちあいか」が出たことや、いちごの味の感想などを伝えてほしいことをお話しさせてもらいました。
子どもたちには、とちぎのいちごを紹介するチラシを全児童に配布ししています。ご家庭でも今日の給食やとちあいかの味について、話題にしてみてはいかがでしょうか。
節分献立
2月3日は節分です。季節の変わり目は病気や災害が多いとされ、昔の人はそれらを「鬼」に見立てました。豆をまいて鬼を追い払い、年の数だけ豆を食べることで、厄除けとなり家庭に福が来ると考えられたそうです。旧暦で立春は新年の始まりで、節分はその前日なので大晦日にあたります。もともとは新年の幸せを願う意味もありました。
そんな節分に先駆けて、今日の給食は節分献立でした。
ごはん、牛乳、イワシのおかか煮、即席漬け、どさんこ汁、福豆
福豆といえば、大豆ですね。大豆は「力の強い作物」とされています。豆には「魔」を「滅する」という意味があり、豆をマスに入れるのは、「ますます力が増す」という意味が込められています。炒った豆を使うのも、「豆を炒る」を「魔の目を射る」とかけあわせているからです。豆まきの後には、年の数だけ豆を食べて無病息災を願います。地域によっては、落花生をまく地域もあります。
節分には、イワシの頭をヒイラギの枝に刺した柊鰯(ヒイラギイワシ)を、玄関先に飾る風習があります。鬼はイワシを焼いた時のにおいと、ヒイラギのトゲが苦手と言われているため、魔除けとして飾る縁起物です。また、イワシは漢字で書くと「鰯」で、弱いという文字が含まれています。「弱い」は、イワシの魚としての傷みやすさを表している文字です。そんなイワシを食べることで、体の陰の気を消して無病息災につながるとされています。
どさんこ汁には鬼の模様のかまぼこが入っています。美味しく食べて、鬼退治をしました。
今週末の節分はみなさんのご家庭でも豆まきや恵方巻きを食べて、今年1年の無病息災を祈ってみてはいかがでしょうか?
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