第2回 みどりん学習


 本校の特色ある活動である「みどりん学習」を学校林で行いました。今日は、上南摩の公民館に集合し、ランドセルを置き、着替えをして、なかよし班ごとに並んで出発しました。学校林までの道を歩きながら、サルスベリの花などの美しい風景を眺めることができました。
 学校林に着いたら、鹿沼自然観察会の3人の先生方が待っていて、子供たちに観察のポイントや注意をしてくださいました。全員が虫取り網を持って、昆虫や植物を探しました。虫かごの中には、クワガタやオニヤンマ、カエル、オオセンチコガネ等が見られたり、イガが付いた栗・採集した植物が入っていたりしました。図鑑で調べている子がいたり、枯れ葉が風で一斉に落ちる様子に見とれる子がいたり、それぞれが自然に親しむことができたようです。




 最後に、鹿沼自然観察会の3人の先生方がそれぞれの専門(植物・昆虫・鳥)の分野について話をしてくださいました。

植物‥‥ミズヒキ・ミゾソバ・キバナアキギリ等の植物を見せながら解説してくださいました。 
特に、キバナアキギリの花が、なぜこのような形になっているのかが興味深かったようです。植物が子孫を残すための工夫に気付かせていただきました。

昆虫‥‥子供たちが採集した昆虫(ザトウムシ・オオセンチコガネ・センチコガネ等)を示しながら解説をしてくださいました。昆虫に詳しい子供たちは講師の先生が質問するとすぐに答えることができるので、大人は大変驚かされました。センチコガネのセンチとは「せっちん」という、今ではトイレを示す言葉から由来していて、他の生物の糞を食べているという糞の話に一番興味をもったようです。
 
鳥‥‥今日確認できたのは、「ヒヨドリ」だけでした。夏鳥は、5月頃から9月ごろまで見られるが、子育てをして南へ戻ってしまっているので、この時期は鳥が少ないという話をしてくださいました。