会議・研修 5年生 ハンナのかばん


 5年生は、特別道徳授業として「ハンナのかばん」を実施しました。NPO法人ホロコースト教育資料センターの石岡先生をお招きし、ナチスドイツのユダヤ人への迫害を通して、平和のありかた、人権意識を考える時間となりました。
 「ハンナのかばん」では、幸せに暮らしていたユダヤ人家族が、ヒトラー率いるナチス党が台頭してから、どのような運命をたどったのかをお話しいただきました。
 子どもたちは、ただ単に、「ユダヤ人」であるからと、幸せな生活、家族、命まで奪われてしまった人々を知り、驚いていました。
 第2次世界大戦の時の世界情勢、その当時の人々の考え方とその背景、歴史的な背景、などなど、小学生には難しいこともありますが、だからこそ自分で調べ、考える出発点となればよいなと感じます。
 授業の中で出てきた写真や資料について、どれが自分がされたら一番嫌なのかを考えた時には、「わけもなく、人種だけで差別される」写真を選ぶ子がたくさんいました。
 ところで、ナチスドイツとユダヤ人を語るときに、「杉原千畝」を忘れるわけにはいきません。日本人として誇りを持って行動した人です。道徳の教科書にも出てきます。
 貴重な時間を持つことができました。