学校ニュース

清一小 復旧への道 その1

清一小被災する
   10月12日(土)、関東地方に台風19号が上陸しました。

   台風が過ぎた13日(日)の朝、粟野の町の中を通って学校へ向かったのですが,そこにあったのは、ひっくり返っている何台もの車、深くえぐられた道、びっしょりに濡れて外に運び出されている布団、フレームが曲がったイチゴハウス・・車を進めていくにつれ、これは大変なことになったと、動悸がしてきました。

   学校に着いて見えたのは、大きく曲がって外に飛びだした鉄製の校門の扉と、校庭に厚く堆積した泥。北側の駐車場のフェンスは倒れ、田んぼからあふれ出た水が用水路に滝のように流れていました。

   水圧で破られた職員玄関から中に一歩踏み入れた途端、足が20㎝近く泥の中に沈み込みました。やっとの思いで校内に入り目にしたのは、一階の床の全てが真っ黒の田んぼのようになり、教材・教具や子ども達の大切な学習用具が泥まみれになって散乱しているという悲惨な様子でした。この時、一階は、幾分高い所にあるし、4年前の豪雨でも浸水を免れたから今回も大丈夫ではないかと言う、かすかな望みが完全に打ち砕かれました。校内の電気、水道、電話も使えないないことも分かりました。

 清一小が学校の機能を失った。
 あの時の真っ暗な気持ちと、台風一過の抜けるような青空の色を、この後ずっと忘れることはないと思います。