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小児生活習慣病検診事後指導 5年生

  「小児生活習慣病検診事後指導」ということで長いタイトルですね。単語をつなぎ合わせていくらでも熟語が作れるのが日本語の良さではありますが、長いですね。早口&三回連続で言ってみたくなりませんか。

 5年生は、1学期に小児生活習慣病検診を行いました。その結果を受け、今後の自分の生活を考えようということで、栄養教諭の先生をお招きしての授業です。生活習慣病は、「小児」に限りませんので、(むしろ大人)授業を見ながら、大人の皆さんも一緒に思いを新たにしていきましょう。

 昔は、「成人病」と呼ばれていた「生活習慣病」ですが、トップ3は、「がん、心臓病、脳卒中」です。生活習慣を変えることで予防ができる、とのことですので、子供のうちからしっかり知って、改善していきたいですね。

 食生活は、血管にでます。どちらがよい血管のモデルか一目瞭然。内側にこびりついた脂肪などで血液が流れにくくなります。

 輪切りにして見るとこう!

 さあ、食生活チェックです。あてはまるものに丸を付けて、数えましょう。丸がついた数だけ、図の中の数字を塗りつぶしてください。それがあなたの血管のイメージです。

 現実を知り、対策を考えることが大切です。

 各自、自分のよくない習慣をはっきりさせ、対策を考えましょう。

 子供たちは、グループで考えました。このクラスでは、「野菜、きのこを食べない」「スナック菓子をよく食べる」「しょっぱい味付けが好き」の3つを克服するための方策を練りました。

 さて、どんな解決方法が見つかったのでしょうか。

 ふむふむ、冷静タイプ、ポジティブタイプ、極端タイプ、気合で解決タイプなど様々な解決方法が挙がりましたね。

 「思う、考える」だけでは、現実は変わりません。具体的にどうするか行動の指針を見出しましょう。

 頭で分かったことと行動できることとの間には、多少なりとも壁があるのが現実です。子供たちの考えが実現できるようにぜひ、家族全体で同じ理解をして取り組むことが大切になります。5年生保護者の皆様は、今日の授業の詳細をお子様から聞いて、明日からの食生活に生かしていただければと思います。

 「授業で聞いたこと全て」、「今ここに書いたことも全て」、自分に跳ね返ってくるというダブルで恐ろしい状況です。やっていないことを始めるのは「今」より早くはできませんから、「病」の一文字がつかないように、「小児」じゃない生活習慣の改善を行っていきたいと思います。