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ぶらりさきたま一人旅

 私には年老いた両親が埼玉県越谷市におり、月に1回程度顔を見に埼玉の実家に行っています。9月のとある休日、実家から帰る途中で埼玉県の行田市にある「さきたま古墳群」と「忍城(おしじょう)」に寄ってきました。
 以前HP(6/5)で「さきたま古墳群」について触れたことがありました。はるか昔、わたしは埼玉の高校に通っており、高校時代の遠足で行った記憶があるのですが、実態はほとんど覚えていなかったので行ってみました。

 初めに「さきたま史跡の博物館」を見学しました。とても大きい埴輪(はにわ)や国宝の鏡、勾玉(まがたま)、太刀(たち)などが展示してありました。
  
 次に博物館を出て、いくつかある大型の古墳を見学に行きました。かつてこの地を支配していた王(権力者)の墓です。古墳の中には古墳の内部を模型により再現したものも見られました。       ↓丸墓山古墳
  
 実はこの地は、もう一つの歴史の舞台となったところです。豊臣秀吉は天下統一のため関東の北条氏と戦っていました。ここ行田には忍城という北条方の城がありました。忍城付近は近くに川があり土地が湿地帯で低い所で、秀吉は石田三成に水攻めを命じました。戦いのようすは「のぼうの城」という映画に描かれています。その時石田三成が陣を張った場所が丸墓山古墳でそこから延びる水攻めのときに作った堤は「石田堤」と言われます。古墳群をあとにし、忍城に見学に行きました。そこは資料館となっており、水攻めの様子が展示してありました。(石田三成は1600年の関ヶ原の戦いの時に西軍として戦い、徳川家康に敗れた人物です。)

 興味をもたれた方はぜひ訪問してみてください。(東北自動車道羽生ICから乗用車で約30分)
 
(左)石田堤の一部、当日は紅白の彼岸花が咲いていました。(右)忍城…映画「のぼうの城」の舞台。櫓(やぐら~城の中に作られた、防御や見張りのための建物)が再建されていました。