南摩の昔ばなし(KLVさんのお話)

 昨日は、鹿沼市の図書館ボランティアのKLV(カリブー)さんが、来校し、1年生と6年生に南摩地区の昔ばなしを聞かせてくださいました。

 南摩地区には、七不思議や言い伝えがたくさんあり、この日は、1年生と6年生の教室で、そのお話の一つをしていただきました。

 1年生は、西沢町湯原崎の「北向地蔵」のお話です。南摩地区コミュニティ推進協議会作成の昔ばなしのパンフレットをいただき、子供たちはそこにある写真を見ながら、お話を聞きました。

 初めは南向きにまつられたお地蔵様が、いつしか北向きになり、何度直しても北を向くことから、北がお好きなのだろうということで、今でも北向きにまつられています。1年生は、聞いたことのない昔の言葉の意味を確かめたりしながら、不思議なお話に浸っていました。

 6年生は、西沢町の「浄海橋」のお話です。この橋をくぐると、はしか(麻疹)が軽くなるという言い伝えがあります。なぜ、浄海橋がそのような場所になったのかといういきさつのお話です。KLVさんの柔らかい語り口に、6年生は静かに聞き入っていました。

 南摩小の子供たちは、本が大好きな子が多く、図書室からたくさんの本を借りて読んでいます。みんなで4000冊を目指すことを目標にしていますが、今年度が始まって3か月あまりで、既に1500冊を超えています。これも、KLVさんや図書支援員さんが、図書室を本に親しむ素敵な環境にしてくださっているおかげです。

 南摩地区の昔ばなしは、本とはまた違う、伝え聞きのお話を味わう楽しさがあります。このようなお話を聞く機会を作ってくださるKLVさんの取組も、子供たちはいつも楽しみにしています。