2024年9月の記事一覧
学習支援ボランティアさん
本校では、様々な学習場面で、学習支援ボランティアさんが来校し、子ども達の学びをサポートしてくださっています。
算数科の学習支援や、習字のサポートをしてくださるボランティアさんは、定期的に来校してくださっています。書写の時間には、習字の学習を始めたばかりの中学年の児童に、筆の運び方を直接教えていただけるので、どの子も運筆の仕方をよく理解して、文字を書くことができています。
校外学習のサポートなど、不定期に来校してくださるボランティアさんもいらっしゃいます。昨日と今日は、5・6年生の家庭科のミシンの学習を支援していただきました。
特に、5年生は、エプロンを製作するのに、初めてミシンを使います。ミシンの仕組みの理解や糸を掛けることも初めてですし、操作の途中で動かなくなるなどのトラブルが起きて困ってしまうことも、学習を始めた頃には、よくある場面です。
しかし、教員だけではなく、学習支援ボランティアさんも一緒にサポートしてくださったので、どの子も練習布の線に沿って、きれいに縫うことができました。
丁寧に教えてくださる学習支援ボランティアさんのおかげで、習字やミシンなど、初めて学習する時期に、子ども達が苦手意識をもつことなく学び、自信をつけることができています。学習支援ボランティアの皆様、いつも本当にありがとうございます。
学校保健委員会
昨日、学校保健委員会が開催され、4〜6年生の児童が参加しました。学校保健委員会は、第2回家庭教育学級も兼ねているので、保護者の方も参加されました。
今年度のテーマは、「いろいろな性について考えよう」です。子ども達が、多様な性について知り、自分の性について考えたり、自分の身の回りの人にどのような気持ちで接していくとよいのか考えを深めたりすることを通して、自分も周りの人も自分らしく安心して生活できるようにすることを目的として実施しました。
はじめに、保健・体育委員会の児童が、事前アンケートの結果を発表しました。
次に、養護教諭が、スライドで、いろいろな性があることを分かりやすく説明しました。自分の在り方について悩み、そして、それを乗り越えてきた方々が自分の経験や考えを伝えてくれる動画も見ました。
子ども達は、時に身を乗り出し、真剣に聞き入っていました。
その後、ワークシートに自分のことを振り返って書き込んだり、動画に出てきた方が自分の友達だったとしたら、どのような声掛けや行動をするのか考えたりしました。どのような声掛けや行動をするのかについては、他の学年の友達や保護者の方と話し合いました。
「男らしく」「女らしく」「普通だったら」「みんなと同じにしなければ」ではなく、誰もが「自分らしく」あることが大切だということを踏まえながら、どのグループも話し合っていたのが印象的でした。
この時間で考えたことを、今後も生かしながら生活していってほしいと願っています。
南摩のパイナップル
3年生は、総合的な学習の時間に、「南摩たんけん隊」の学習で、南摩地区のすてきな人や場所について調べています。7月9日には、地域でパイナップルを育てている方のお宅を訪れ、お話を聞いたり、ハウスの中を見学したり、パイナップルの植え付けを手伝ったりしてきました。
訪れたお宅から、熟したパイナップルが届きました。調理員さんが、切り分け、今日の給食のメニューの一つとなりました。
「いただきます」の後、3年生が、出されたパイナップルについて説明をしました。全員で説明したいと、6人で役割分担をして説明しました。3年生は、この後の総合的な学習の時間に、見学の様子などをより詳しくまとめた動画を作り、また、全校生に紹介する予定です。
甘くてジューシーなとってもおいしいパイナップルでした。子ども達も大喜びでいただきました。
昇降口では、地域の方からいただいた、秋色のきれいな花が子ども達を迎えてくれています。
様々な地域の方のお力添えにより、子どもたちの毎日が、楽しく彩られています。パイナップル、季節のお花などをお届けいただき、本当にありがとうございました。
避難訓練(大雨・土砂災害)
今年は、大雨が多い夏となりました。この後も、秋の長雨や台風などの影響で、大雨や土砂災害への対応が必要となることも考えられます。本校の後ろには山があることもあり、「大雨・土砂災害」の際の避難に関するマニュアルは、毎年、見直しを図り、様々な状況に対応できるよう修正を続けています。
昨年度は、文部科学省の危機管理マニュアル見直し支援事業に応募し、本校のマニュアルの内容の妥当性について助言をいただき、本校の環境により即した内容に修正することができました。今年度の7月には、教職員で避難のシミュレーションを行い、タブレットで状況を把握したり、連絡を取り合ったりできるように改善しました。
このような検討を踏まえ、本日、子ども達と共に、避難訓練を実施しました。子ども達は、事前に動画で土砂災害について学んだり、避難の仕方を確認したりしました。
訓練が始まると、子ども達は、落ち着いた態度で速やかに行動することができ、感心させられました。
短時間で雨量が増え、今後も同じように降雨が続くことが予想され、土砂災害発生の可能性が高くなった場合には、マチコミで保護者の皆様に連絡し、児童の引き渡しを開始します。児童は、帰り支度をしてオープンスペースで待機します。
その間に、急激に雨量が増えるなど土砂災害の危険性が短時間で増したり、土砂災害警戒レベルが3に引き上げられたりした場合には、避難行動を開始します。一つの選択肢は、南摩中へ「水平避難」することです。みんなで歩いて南摩中に移動します。その場合は、「水平避難」が開始されたことをマチコミで保護者の皆様に連絡し、南摩中での引き渡しに変更となります。
もう一つの選択肢は、校舎3階に避難する「垂直避難」です。「水平避難」を開始する前にレベル4になった場合や、大量の降雨や強い風、雷など、児童が徒歩で南摩中に向かうには困難な状況であると判断した場合に行います。この場合も、保護者の皆様にはマチコミで「垂直避難」を行うことを連絡します。降雨の状況によっては、引き渡しそのものが危険ということで、児童の引き渡しを中止し、児童は校舎内にとどまることも考えられます。
以上のような流れを子ども達もよく理解して、避難訓練を実施することができました。災害が起こらないことが一番ですが、危険度が高まった時には、保護者の皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
学校課題研修会
本校では、「誰もが『分かる・できる喜び』が味わえる授業づくりの工夫〜インクルーシブ教育の視点に立ったきめ細やかな支援と指導の在り方の充実」をテーマに、研究に取り組んでいます。
今年度は、特に、「子ども達一人ひとりの学び方や学びやすさを考えた授業づくり」に重きを置いて、研究しています。昨日は、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センターの主任研究員の先生と、鹿沼市教育委員会の指導主事をお招きし、研修会を実施しました。
まず、6年生の算数科「円の面積の求め方を考えよう」の授業研究を行いました。この時間は、円を含む複合図形の面積の求め方を考え、図や式を用いて説明していく授業でした。はじめに、自分で解決する時間を取って、求め方を考えて行きました。多様な解き方があるので、二つ、三つ・・・と考えていく児童もいました。
次に、グループで、それぞれが考えた求め方を説明し合いました。タブレットの図形に色を塗ってみたり、色板を使ったりして、説明していました。途中までしか分からなかった場合には、みんなで一緒に考え、解決している姿も見られました。
最後に、自分が考えた求め方を全体で共有しました。多様な考えが出され、すごいと思いました。どの児童も、友達の考え方をよく聞き、理解しようとしている姿もすばらしかったです。
放課後には、授業について教員同士で話し合ったり、来校いただいた主任研究員の先生から、子ども達の多様な学びのプロセスについて教えていただいたりしました。
昨日の研修会で学んだことを生かしながら、子ども達一人ひとりの学びを一層充実させられるよう、引き続き、学校全体で研究を進めて行きたいと考えています。
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