6月15日(月)絵画移設

 本校にはたくさんの貴重な絵画があります。そのなかでもひときわ輝いている絵画があります。鹿沼市にゆかりのある画家、鈴木敏之氏の「おはようさん」です。鈴木氏は、俳人として俳壇で数々の入賞を果たし、また、盲目の画家としても知られ、朝日新聞社より刊行された伝記「指が目になった」(朝日新聞社)は、大宅壮一賞候補になったほどの全国的に名の知れた文化人です。鈴木氏の代表作のひとつである「おはようさん」は、本学区内の方より昭和54年に寄贈いただき、以来、子供たちの情操向上のため、図書室に至る階段の踊り場に展示していましたが、このほど、校長室へ移設しました。移設前に、子供たちに改めて鈴木氏の生涯、そしてこの絵画について紹介しました。これからも、この文化遺産を大切に保管しつつ、子供たちの情操教育に役立てていきたいと思います。