学校ニュース

職業人講話

昨日、職業人講話を実施しました。

今年度は講師として『株式会社 野村鍍金 鹿沼工場』の取締役工場長石倉様、表面処理課長石田様、生産技術課係長中庭様、表面処理課主任石原様の四名の方々に来校していただき、鍵のめっき実演を体験させていただきながら、鍍金に関する専門的な知識をわかりやすく説明していただきました。途中の質問タイムでは、鍍金に関する質問や仕事に向き合う心構え、やりがい等を語っていただきました。

体験活動で行った鍵のめっきのような身近なめっき製品だけでなく、テレビやパソコン、新幹線、Hー2ロケットにまで野村鍍金さんの技術が大きく関わっていることを知ることをとおして、改めて、人の知識と技術が結びつくことが大きな力となり、豊かな生活に結びつくことを学びました。

そのような中、石倉工場長様の「何よりも職員の安全が第一です。危険防止に向けて最善を尽くしています。」や石田課長様からの「テニスコート2/3の大きさのロール上に、針の穴ほどの穴や傷などがあってはいけないんです。どんなに人工知能が発達しても、最後は人の(欠陥確認は)目視なんです」そういった御言葉に、人を大切にされている企業ならではの協働の価値、仕事への強い責任感を深く感じることができました。

講師の皆様にはご多用中にもかかわらず、資料作成や演習に関わる準備、生徒からの質問への御回答など、本当に丁寧に御対応していただきました。ありがとうございました。

今回の職業人講話は、PTA役員の方からの御紹介で実現しました。野村鍍金の皆様との出会いを創出していただき感謝の気持ちでいっぱいです。

1ツ星生徒たちのふりかえりを一部ですが紹介いたします1ツ星

 鹿沼で日本全国や世界にもつながるすごい製品を作っていることを知ることができました。鹿沼での工業について興味をもちました。

 自分の興味ある分野や目指したい進路について、自ら調べて、自分から行動することが必要だとわかりました。

 将来の職業を選ぶときに、どのようにしたらなれるのか、今のうちに何をすべきかなどを考えられたお話でした。

 仕事を選んだ理由として「科学を学んでいていて、科学に関連がある仕事をしたかった」という言葉を聞いて、僕は自分がやりたいことを明確にして、行動することが必要だと思いました。