西小学校のスローガンは、「 全力・挑戦・ありがとう」 です。
校長室だより
10日 自己責任力
自己責任力 ~脱いだ服、片付けられるかな?~
脱いだ服は、ついつい、親が片付けてしまいますが、
ここではぐっと堪えて自分で片付けられるように
導きましょう。
自分の行動に最後まで責任を持つ。
伝えたい大切な「自己責任能力」を
毎日の繰り返しの中で身に付けさせてあげましょう。
自分のことは自分でできるように見守って、声をかけたり教えたりして励ましていきましょう。コーチングの考えが必要になります。その場その場での成長を促すかかわりが大切です。目をかけ、手をかけ、声をかけるなど宜しくお願いします。
ペップトークをご存じですか。試合前に、指導者が選手に対してポジティブな言葉を投げかけるというもの。たとえば、試合を控えた選手に対して「絶対勝て!」などとプレッシャーをかけるのではなく、「練習どおりにやれば大丈夫だよ」と前向きな言葉を投げかけます。あるいは、ミスをした選手を叱るのはなく、「次はうまくいくはずだ」と励ますといった手法です。多民族国家であるアメリカのチームスポーツが特に強いのは、コーチが選手たちにペップトークを使うことで士気を高めているからだと言われてます。ポジティブな言葉は、チーム全体に一体感をもたらす効果があるのです。
階段の修繕
学力をつけるためには?❺
❺書く② -「日記」をつける
文章を書く練習をするにあたって、「日記」は子どもにとって毎日の習慣にしやすい方法です。日記を通して「書く」作業は2つの効果をもたらします。
「語彙」を増やす
文章の中で感情表現をする際、子どもは「うれしかった」「たのしかった」「かなしかった」など、ごくシンプルな言葉を使います。ですが、たとえば子どもが「かなしかった」と表現した場合でも、実際にはそこにはさまざまな種類の感情が含まれています。
東京大学大学院教育学研究科の遠藤利彦教授によると、そうした表現に対してまわりの大人は、「その悲しい気持ちは『心配だ』ってことだと思うよ」などと、子どもの気持ちをより細やかに言葉にしてあげるとよいそうです。それは「子どもの気持ちに『ラベル』を貼ってあげるようなイメージ」だと遠藤教授はいっています。親のそんな助言を聞きながら、子どもは自分の気持ちを表すさまざまな表現を身につけていきます。
「気持ち」を整える
日記を書くことで、楽しかったこと、うれしかったこと、つらかったことなど、自分自身をふりかえり、気持ちを整える力が身につきます。ペンシルベニア大学の心理学者マーティン•セリグマン教授は、「毎晩寝る前に、 よかったことを3つ書く」ことを1週間継続するだけで、その後半年間にわたって、幸福度が上がるといっています。
「日記」をつけるにはどうすればいい?
(1)書く時間を決める
セリグマン教授は上記のように、「毎晩寝る前に書く」ことを勧めています。親子で一日をふりかえることで、子どもとのコミュニケーションを深めることもできます。
(2)「3行の日記」を習慣にする
「楽しかったこと」「うれしかったこと」「おもしろかったこと」など、ポジティブな出来事を3つ思い出して書きます。3行であれば時間もかかりません。もっと書けそうなときは、それぞれの理由も書きます。書くことによって、脳がよい思い出を追体験することになり、幸福度が高まります。
(3)言葉選びを手伝う
子どもの気持ちや様子を表す言葉で、ほかにぴったりな表現があるかどうかを一緒に考えてあげます。といっても、親もすぐにいい表現が見つけられるとは限らないので、『気持ちを表すことば』(光村教育図書)といった本や、ネット上の類語辞典など、語彙を増やすための情報源をうまく活用すると便利です。
・たのしい:おもしろい?/きもちいい?/まちきれない?
・はずかしい:てれくさい?/きまりがわるい?/かおから火が出る?
・うれしい:ワクワク?/メロメロ?/にこにこ?
・こわい:ハラハラ?/ドキドキ?/ビクビク?
9日 家族の輪は会話から!
家族の輪は会話から! ~楽しくみんなでごはんを食べよう!~
「お喋りしながら楽しく食べる。」
毎日必ずとる食事の時間は、
家族の大切なコミュニケーションの場で、
会話のキャッチボールが出来る場、唯一の家族共通の場です。
会話で心が通い合うと、
何でも話し合える仲になり家族関係が上手くいきます。
テレビを見ながら食事を摂ると集中力がなくなり、
味覚も分からず無関心な子になりますよ。
2学期17週目の水曜日です。2学期も残り2週と3日になっています。新型コロナによるストレスに上手に付き合いながら、新しい生活様式が求められています。一緒に食事をすることには、大きな意味があります。衣食住の「食」を司っており、その場での楽しい会話によって「つながり」や「絆」が深まっていきます。朝食や夕食のいずれか一つは、一緒に楽しい場になるようにしていきましょう。大人の世界でも今ではない懇親会があったり、ランチをしたりする(今はできにくい状況ですが)ことは、同じものを一緒に食べて会話することで輪や和が広がったり深まったりします。同じことですね。残念なことですが、給食では会話しないでの食事になっていましたが、ご家庭では会話をしながらの楽しい食事をすすめてください。
学力をつけるためには?❹
まだ脳が発達段階にある子どもにとって、「書くことが脳の働きに重要な影響を与える」という研究が進んでいます。インディアナ大学の脳科学者、カリン•ジェームズ教授は、乱雑であっても文字を書くことそのものが脳内のネットワークを活性化し、子どもたちが学ぶうえで役に立つといっています。また近年、SNSの普及で「いつでも•どこでも•すばやく」メッセージがやりとりされるようになり、日常的にやりとりされる文章がどんどん短くなっています。文章を書くこと自体に苦手意識を感じている子も少なくありません。だからこそ小さなころから、文字を書くこと、文章を書くことの楽しさ、喜びを知ることが大切です。
書くことを『好き』になるにはどうすればいい?
(1)ていねいに書く
自分が書いている言葉や文章に気持ちが向かうよう、字をていねいに書く習慣をつけます。幼児教育専門のフロリダ国際大学のローラ•ダインハード准教授によれば、文字がうまく書けるようになることと、学カアップには相関関係があるそうです。字がうまいと先生が答案を読みやすいという理由もあります が、字がうまく書けない子は、文字を書くこと自体に意識が集中してしまい、自分が書く内容に注意が向かないからだといいます。
(2)何か書けたらまずほめる
子どもが文章を書いたときに、「こんな文章じゃ何を言っているのかわからないよ」「もうちょっと何か書いたら?」など、ネガティブな声かけをすると、書くことが苦痛になってしまいます。「よく書けたね」「すごいね」「こんな言葉知っていたの」など、いいところを認めてあげると、「もっと書いてみたい」という意欲が湧いてきます。
(3)書けないときは聞いてあげる
宿題で作文が出ても、何を書いていいかわからない。そんなときは、テーマに関連した質問を大人が投げかけることで、発想を広げてあげます。
•いちばん楽しかった/うれしかった/おもしろかった/感動した/悔しかったことはなに?
•〇〇のときはどんな気持ちだった?
•どうしてうまくいったと思う?
•なぜ〇〇のときにがんばれたのかな?
•次はどんなことがやりたい?
上記のような問いを投げかけて、子どもの答えをメモしてあげると、キーワードが見つかって書きやすくなります。
8日 自分は大切な存在!
自分は大切な存在! ~手洗いうがいは大切だよ~
手洗い・うがいを通して、
自分の体を大切にする習慣を身に付けましょう。
手を洗うとは、表裏、爪の間まで気を付けること。
うがいは、喉の奥の見えない汚れを取ること。
見えていることだけにとらわれないで、
自分を大切にしましょう。
すぐに結果が見えないことでも習慣化することで、
自分というものは、外見だけでなく、
”中身も大切なんだ”と分かります。
自分を大切に出来ているようになると、
他の人・ものも大切にする事が出来るようになりますよ。
2学期17週目の火曜日です。新型コロナウイルス感染予防のための新しい生活様式の中心は、こまめな石けんを使った手洗いやマスクをつけた生活です。また、毎朝の検温を行っていただいています。自分を守ることは、みんなを守ることです。自分のことを守るためには、まず自分自身が意識や自覚をもとにした行動になります。行動化につながるためには、子どもに理由を伝えていくことが大切になります。引き続き、宜しくお願いします。
学力をつけるためには?❸
❸一緒に「計画」を立てる -計画立案で実行機能を伸ばす
ベネッセ教育総合研究所の「小中学生の学びに関する実態調査(2014)」の結果では、計画を立てて勉強する人は、そうでない人に比べると成績上位者が多いことがわかりました。一方、小学4年生で約半分、中学生になっても4割の子どもは計画を立てていないこともわかりました。「放っておいても、いつか一人でできるようになるだろう」というわけにもいかないようです。
■「実行機能」は訓練で伸びる
計画を立てる力は、行動や思考、感情を制御する、脳の「実行機能」と呼ばれるものの一部です。実行機能は生まれもった能力ではなく、幼少期から思春期にかけて訓練すれば、どんどん伸びるといわれています。アメリカでは、ハーバード大学子ども発達センターが『子どもの実行機能を育むのは、社会の最も大切な責任である』と表明しているほど、実行機能は教育においてとても重要視されています。そして、実行機能を育むには、大人が「足場」をつくってやることが大事だとしています。計画を立てる力も、最初は大人が少し手を貸すことによって伸ばすことができるのです。
一緒に「計画』を立てるにはどうすればいい?
(1)今日1日の計画からはじめる
子どもに、朝起きてから学校へ行くまで、そして学校から帰ってきたら寝るまでに何をするか、前日の夜か当日の朝ごはんの時間に、思いつくことをメモに書き出してもらいます。
(2)親も自分の計画を立てる
親も1日のあいだに自分がやるべきことを書き出します。親が計画を実行していく様子を見せることが、子どもの実行機能を伸ばすといわれています。例えば、本を30ページ読む、お風呂を洗う、ストレッチをするなどです。
(3)内容は具体的に嚙みくだく
「しゅくだい」や「あそび」ではなく、「けいさん」「かん字」「どくしょ」「友だちとこうえんへ行く」など、具体的に書くようにすると、子どもでも計画を実行しやすくなります。例えば、ふとんをたたむ、かん字ドリルをする、友だちとこうえんへ行くなどです。
(4)実行できそうな内容にする
とくに子どもは時間の感覚が発達していません。子どもが計画を立てるとき、それぞれの行動にどのくらいの時間がかかりそうか、一緒に考えながら決めていきます。計画を達成できたかどうかについて、ふりかえる時間をとって、達成できたところは思いきりほめてあげると、子どもは達成感を得られます。達成できなかったところは原因を確かめ、次の計画を立てるときに生かせば、子どものやる気を引き出せます。
7日 無償の愛を満タンに!
無償の愛を満タンに! ~ぎゅ~っと抱きしめ合おうね♡~
無条件に抱きしめましょう。
心を抱きしめることで、
きっと、強がりや意地っ張りな心がほぐれ、
素直な心が戻ってきますよ!
”下の子が生まれた!”
”喧嘩した!”
”叱った!”
そんな時には特に、しっかり抱きしめて愛を伝え、
安心させあげましょう。
今日は7日目、子どもをしっかり抱きしめましょう♡
2学期も残り3週間になっています。子どもの心のエネルギーが空になると、やる気や意欲はでません。もちろん大人も同じです。心のネルギーを貯める器が子どもによって大きかったり、小さかったりします。器が大きくなった子はときどきで大丈夫ですが、まだ小さい子には沢山のエネルギーを貯め続けることができるようにお願いします。一緒に楽しく食事をする、一緒にお風呂に入る、女の子なら髪の毛をとかす、楽しくコミュニケーションするなど、一緒に何かをすることでエネルギーが満ちてきます。そのときに、頑張って顔晴っていることを伝えていきましょう。
学力をつけるためには?❷
❷「算数力」をつける -楽しみながら数字を身近にする
算数が得意になるには、地道にドリルをコツコツ解くしかない——。そんな思い込みをくつがえす最新の研究結果があります。子どもの感性で思考力を伸ばすアプリ教材やSTEAM教育教材を開発しているワンダーラボ(旧:花まるラボ)が行なった実証実験では、子どもたちに思考センスを育てるアプリ「シ ンクシンク」を毎日15分プレイしてもらうと、3か月後、学力が本当にアップするという結果が出ました。
※国際協力機構(JICA)とカンボジア政府の協力のもと、カンポジアの小学3〜4年生1500人を対象に行なった実証実験。算数の授業の中で、思考センス育成アプリ「シンクシンク(Think!Think!)」を使うグループと使わないグループに分け、始める時点と3か月後の学力を比較調査した。調査方法は、カンボジア国内の学カテスト・国際学カテスト(TIMSS)・IQテストの3つの学力試験の結果を慶應義塾大学の中室牧子研究室が分析したところ、偏差値にして6.0〜9.0ポイントの効果が確認された。また、思考力だけでなく、カンボジア国内の学カテストで多く出題される計算や文章題といったオーソドックスな問題でも学力の向上が見られた。
注目したいのは、子どもたちにとってはまるで遊びとしか思わない15分で、教科害で学ぶ計算力や文章題までもが以前よりできるようになったことです。「算数力を伸ばすには、子どもたちが意欲(=ワクワク)を感じられることが大事」とワンダーラボ代表の川島慶氏はいっています。入り口が『遊び』だと、子どもたちはワクワクします。ワクワクは思考力や想像力を伸ばすだけでなく、計算のようなスキルの吸収力、理解力も高める効果があるのです。
いまやコンピュータがすべて正確に計算してくれる時代ですが、物事の「大小や多い少ない」の感覚を直感的につかむためにも、算数力は重要です。たとえば「1000キロメートルの散歩に行く」「鍋にしょうゆを15リットル入れる」といった数字に自然に違和感を感じることができるか。
計算にアレルギーをもたず、数を自由にあやつれるようになることによって、「数の正しいスケール感を体験的に身につけておく必要がある」と川島氏はいっています。
「算数力」をつけるにはどうすればいい?
(1)1日15分、ワクワクの土台をつくる
算数力を伸ばす原動力は「ワクワク感」です。幼いころからやりたいことを我慢させてドリル学習ばかりさせても、ワクワク感の土台がないと意欲や学力は高学年で頭打ちになると川島氏は指摘します。学校の宿題と一緒に、楽しんで思考力を育てられるような問題を1日15分程度続けることで、算数が楽しくなるワクワクの土台をつくれます。
(2)物事をさまざまな視点からとらえる
算数の思考力は、低学年ほど遊びを通じて身につけることができます。問題集を買ってきてたくさん解かせるよりも、学校の教科書や計算ドリルの問題で、同じ答えになる式を探したり、順番を入れかえて計算の工夫を考えたり、ただ機械的に作業をするのではなく、想像力をかきたてるような作業をうながすと、柔軟な発想力が生まれてきます。
(3)身近な数字で「足し算、引き算」をする
頭の中で歩数を数えたり、街で見かける車のナンバープレートを使ったり、身のまわりにある数字を足したり引いたりして、数字に興味をもてるようになると、算数がおもしろくなってきます。子ども向けのナンプレやそろばんを習うのも、頭の中で自由自在に数をあやつれるようになる「暗算力」を育てます。そろばんは、数という抽象的な概念を受け入れにくい小さな子どもにとっては、数が珠で実際に見えるという点で、算数を学ぶためによい足場になります。
6日 役立つ事の「喜び」を知ること
役立つ事の「喜び」を知ること ~お手伝い出来るかな?~
どんな小さなお手伝いでも、
沢山の「有難う」のシャワーを浴びせて、
褒めて認めてあげましょう!
人のために行動することに喜びを実感すると、
将来、社会に貢献でき、
思いやりや責任感が育まれ、
志の持てる子になりますよ。
2学期17週目の休日、日曜日です。誰かのために役立つことができるようになるためには、褒められた、認められたということを実感したり、自覚したりすることが必要になります。「だれかのために、みんなのために」行ったことが承認される経験が多いお子さんに育ててることが大切だと「エミール(ルソー)」でも述べられています。「自分のために生き、みんなのために生きる」そんな子どもたちを育んでいきましょう。
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