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2020年10月の記事一覧

卒業生からのエール2

 昨日、卒業生から西小生へのエールとなるメッセージをいただきました。母校を気にかけてくれる素晴らしい生徒達です。卒業生の思いも胸に頑張って、顔張りましょう。

 西小学校のみなさんへ
 今年は、新型コロナウイルスの影響で、さまざまな行事がなくなってしまいました。そのなかで、西小学校が運動会をすると聞いて、みんなで協力し、今まで以上の運動会を作り上げて欲しいなと思いました。みなさんの頑張っている姿を見たかったけれど、それは密になってしまい、難しいので心の中でみなさんのことを応援しています。赤組、白組ともに堂々と戦い、保護者のみなさん先生方を盛り上げてください。
 今年の応援のみなさん、実行委員のみなさん、最後まで生徒を引っ張り最高の運動会になるように願っています。そして、生徒のみなさんは1つの競技を最後まであきらめずに、頑張ってください。最後になりますが、お忙しいなか応援に来てくださった保護者のみなさんに「ありがとうございました。」としっかりした感謝の気持ちを伝えましょう。
 令和元年度紅組応援団長 鷹觜 聖花


 西小学校のみなさんへ
 みなさんお元気ですか?もう運動会まで残りわずかとなりましたね。ダンスやリレーの練習など頑張っていると思います。今年は新型コロナウイルスの影響で例年どおりのかいさいとはならず、障害物競走やつなひき、全校リレーなどがなくなってしまって、悔しい思いをしている人がたくさんいると思います。その中でも実行委員会や応援団などがどれだけ良い運動会を創り上げるか試行錯誤しながら頑張っているかと思います。
 今、自分が出せる精一杯の力をだしてぶちかましてください。本当に、本当に運動会を見に行きたいという気持ちでいっぱいです。そして、実行委員長、応援団長、多分不安なのではないでしょうか。本当に初めての試みで大丈夫かとても不安だと思います。ですが絶対大丈夫です。この私が言うのだから絶対大丈夫。
 最後に6年生のみなさん、後悔しないよう最後まであきらめずに頑張ってください。そして私もかげながら応援しています。体調管理をしっかりして、元気で運動会を迎えてください。
 令和元年度白組応援団長 酒井 心愛

卒業生からのエール

 昨日、卒業生から西小生へのエールとなるメッセージをいただきました。母校を気にかけてくれる素晴らしい生徒達です。卒業生の思いも胸に頑張って、顔張りましょう。
 
 西小学校のみなさんへ
 今年はコロナウイルスの影響で思う練習ができなかったり、密をさけながらの練習は大変だったと思います。1年生は小学校最初の運動会がこのような状況になので、少し不安があると思いますがやる時間が短い分スローガンに向かい練習の成果を発揮して頑張ってください。
 そして6年生は、小学校最後の運動会です。悔いの残らないように思い出に残る運動会になってほしいです。最後ではありますが、みなさんの思い出となるよう力を存分に発揮して軸を達成できるように頑張ってください。
 令和元年度運動会実行委員長 石川友梨佳

 
西小学校のみなさんへ
 今年は新型コロナウイルスでの影響で様々な行事が中止になってしまい運動会も種目が減っての開さいとなりました。けれど、種目が少なくなってもやることは一緒です。6年生のみなさん、今までやってきた成果を十分に発揮し、最後の運動会、くいの残らないよう頑張ってください。
 令和元年度紅組応援団長 根本 一冴


 西小学校のみなさんへ
 コロナのせいで運動会のやり方が前とちがくなっていると思うけどみんなガンバレ!!
 応援団長もがんばってください。
 コロナに負けず楽しんでください。
 令和元年度白組応援団長 江連 聖友

 

 

思考力をつけるためには?❻

❻「深掘り」の意欲を伸ばす  ―成績より過程に注目する

東京大学高大連携推進部門の心理学者である白水始教授は「『試行錯誤しながら学ぶ力』は、本来は誰にでも備わっている」といっています。ところが残念ながら、子どもは成績だけをほめられると、かえって学ぼうとする意欲を削がれてしまうといいます。子どもはもともと単純に「楽しい」という理由からがんばるのですが、がんばった内容には触れずに結果だけをほめられ、さらにはごほうびまで与えられたりすると、「点数しか見ないんだな」「自分がやっていたことはごほうびのためだったのか」と、楽しい気持ちが損なわれてしまうのだそうです。

コロンビア大学のクラウディアミューラー教授らがある公立小学校の生徒を対象に行なった「ほめ方」の実験でも、子どものもともとの能力(=頭のよさ)をほめると子どもたちは意欲を失い、成績が低下することがわかりました。

白水教授は、「(点数などの)結果だけに注目するのではなく、取り組んでいる中身や、子どもの取り組み方そのものに気を配ってあげること」が大切だといいます。親が子どもの考えをもっとくわしく聞いたり、面白いアイデアや問題の解き方などに関心を向けたりすると、子どもは自分の考えを深掘りしていこうと思えるようになります。

 

「深掘り」の意欲を伸ばすにはどうすればいい?

(1)どんなことも「前進」ととらえる

「学習するとは、いままでわからなかったことがわかるようになること」だとシンプルに考えれば、失敗も成長のひとつだと思えてきます。結果がふるわないときには、どこが足りなかったのか、何が問題だったのかを一緒にふりかえり、「わかるようになってよかったね」「ほら、一歩前進だ」と声をかければ、子どもの自尊心を傷つけずに伸ばすことができます。

(2)子どもに質問をする

「なぜだと思う?」「自分ではどう思う?」といろいろ質問してみます。子どもは質問されることで、自分の理解不足に気づいたり、自分が知りたいこと、やるべきことは何なのかを自分の頭で考えるようになったりします。ただし、質問するときには、結果を問い詰めるような聞き方にならないように注意します。

(3)親の好きな分野と話をからめる

子どもが取り組んでいることに対して、親の得意な分野、好きな分野とからめて話してみます。対話の内容は、子どもの興味に限らなくてもいいのです。さまざまなヒントで視野を広げてやれば、子どもはそれを頭の中でつなげ、あれやこれやといじくりまわして、柔軟な思考力を育むことができます。

(4)「専門家」の言葉に触れる

親がなんでも子どもよりくわしい必要はありません。「餅は餅屋」ということわざがありますが、親が答えられないようなことは、くわしい人に話を聞くと、子どもにとってもためになります。子どもが興味をもつ分野があれば、周囲で自分よりくわしい人を探し、子どもが交流できる機会をつくります。いまはSNSで積極的に情報を発信したり、一般の人と交流をもったりしている研究者や専門家もたくさんいます。そうした人と、親がツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどでつながって、子どものために直接、質問してあげることもできます。

また、NHKラジオ第1の「子ども科学電話相談室」では、子どもたちのさまざまな素朴な質問に専門家が答えており、その内容は本にもまとまっています。そうした番組や本などで専門家の言葉に触れるのも、子どもの知的好奇心を剌激します

30日 チャレンジ精神!

30日の魔法の日めくりメッセージです。

チャレンジ精神! ~初めてのことにチャレンジしてみよう!~

やってみよう!は、どこから生まれるのでしょうか?
「日めくりメッセージ」をめくりはじめ、
30日が経ちました。


教えること、伝えること、育むこと、与えること・・・

安心感、自信、勇気・・・

素敵な自分

自分を理解してくれる人。
認められ、受け入れてもらえ、環境がバッチリ整えば
子どもは巣立っていけます。
すぐでもなくて、あせらず、ゆっくり見守れるあなた、
子どもの力を信じてお任せ出来るあなたがいますか?


 2学期11週目の金曜日。運動会の前日になりました。1年生から5年生は13時下校で、6年生が運動会の準備を行います。10名弱のボランティアの保護者の皆さんにお世話になります。新型コロナウイルス感染対策を考慮した運動会への挑戦です。ストレスを抱えているかもしれませんが、ウィズコロナ時代です。本校のスローガンは「全力」「挑戦」「ありがとう」です。英訳すると、「all one ́s power」「challenge」「thank you」になります。その根底には、見守って理解してくれる人、認めてくれる人が必要になります。家庭で地域で学校でみんなで育んでいきましょう。ご協力をお願いします。

職員、授業づくり研修会

 放課後、低学年の子どもたちを担当している職員が集まって、1年生の国語「じどう車くらべ」の授業づくり研修会で協議・検討しました。講師は上都賀教育事務所の増田指導主事です。「しごと」と「つくり」についての問いの文章と、3種類の自動車の「しごと」と「つくり」の説明から構成されています。新しい展開を協議し、実践のためのアイデアが検討されました。11月中旬に実践していきます。ご指導ありがとうございました。
 

思考力をつけるためには?❺

❺「失敗」を成長の糧にする  -信じて自分で立ち直らせる

「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」という言葉をエジソンは残していますが、私たちが生きているこの世界の文明は、先人たちが積み重ねた試行錯誤の賜物です。ところが家庭や教育現場では、子どもたちが失敗し、試行錯誤できる機会が十分に与えられているとはいえません

東京大学で「失敗学」という新しい学問に取り組んだ畑村洋太郎名誉教授によると、挫折を知らず順風満帆な人生を歩んできた東大生の多くには、失敗を恐れてしまう傾向があるそうです。それゆえ、畑村名誉教授は失敗を「ワクチン」にたとえ、親は子どもにたくさん失敗の経験をさせることで、心と体に「失敗」という抗体をつくっておこうと唱えています。

 

「失敗」を成長の糧にするにはどうすればいい?

(1)先回りしない

子どもの失敗を心配するあまり、先回りして障害物を取り除いたり失敗から守ろうとしたりする親は「ヘリコプターペアレント」と呼ばれ、子どもを無気力にしてしまうことがあります。アメリカのメアリーワシントン大学が2013年に行なった調査では、ヘリコプターペアレントに育てられた大学生はうつ病になりやすいという報告がありました

畑村名誉教授は「失敗は一見遠回りに見えるが、そこから答えを模索していくやり方のほうが、どんな場合にも柔軟に対応できる本物の力が身につく」といっています。

(2)失敗談を伝える

子どもたちが失敗や周囲の目を恐れないようになるためには、「親自身もしょっちゅう失敗すること」や「自分がどんな失敗をして、どうくぐり抜けてきたか」を伝えてあげるのが効果的です。失敗談を笑い飛ばすくらいの余裕を見せておくと、子どもは失敗を怖がらなくなります。

(3)自分で目標を決めさせる

好きなことや興味のあることについて自分で目標を決めると、子どもは途中で失敗しても目標のためにがんばろうと思えます。

(4)「もっとがんばれ」と言わない

失敗をしたときにいちばん苦しいのは子ども自身です。そんなときに「もっとがんばれ」と声をかけても追い詰めるだけです。「親ができることはおいしいごはんで物理的にエネルギーを回復させ、子どものことを信じて見守ってやることだ」と畑村名誉教授はいいます。

(5)「失敗=改善の機会」と理解させる

スタンフォード大学の発達心理学者キャロル・S・ドゥエック教授は、失敗を「改善の機会」ととらえられる人は、失敗してもあきらめずに粘り強く挑戦を続けられるといっています。子どもを才能や結果で評価せず、挑戦し続けるプロセスをほめ、子ども自身が「まだできていないだけで、努力すればきっとできるようになる!」と考えられるよう勇気づけます。

(6)ふりかえる癖をつける

さらにドゥエック教授の実験では「もっとうまくいく方法はあったかな?」といった声かけをすると、子どもは自分なりに改善点を考え、もっと努力することがわかりました。畑村名誉教授も、失敗したときは「こうすればうまくいく」という正解ではなく、失敗するまでの道筋を思い起こし、「なぜ自分はまちがえたのか」と考えることが必要だといっています。

29日 喜び

29日の魔法の日めくりメッセージです。

喜び ~今日1つ、自分も相手も喜べることをしようね~

喜べる行いとは、
どんなことか考えてみましょう。

相手が笑顔になれること。
私も笑顔になれること。
自分で自分を褒めることが出来ること。
その行いで晴れ晴れとした気持ちになれること。
自信を持って出来ること。

自分に自信が持てると、責任感が育まれます。
どんな小さなことでも褒めて認めてあげましょう。
小さなことに気付き喜べることも素敵なことですね。


 2学期11週目、運動会まであと2日です。運動会に向かって取り組んでいる子どもたちです。子どもたちには今やるべきことに全力で取り組むことをお願いしています。一日一善と言われていますが、小さなことでもその行為に気付き、褒めて認めることですね。小さな気付きの積み重ねが子どもも大人も良い成長につながるようです。プロセス(過程)の頑張りを褒めて認めていきましょう。

職員、道徳教育研修

 放課後、職員は「道徳教育の充実」のための研修会が開催されました。講師は、鹿沼市教育委員会の本郷指導主事です。本郷氏は、西小出身で、本校の音楽室を懐かしがっていました。職員も寄りよ授業の実践のためにしっかり学んで、「考え、議論する道徳」を目指して励んでいます。なお、11月16日に本校を会場に研究授業が予定されています。
  

思考力をつけるためには?❹

❹「考えるきっかけ」をつくる  ー思考をうながす言葉がけとは?

文部科学省がグローバル化に対応できる人材を育成するため推進しようとしている、小高校生向けの教育プログラムに、国際バカロレアというものがあります。国際バカロレア教育は、世界150以上の国地域にある約5000の認定校で実施され、「なぜだろう?」とくりかえし問いながら、分析を深めていく対話型の授業を特徴としています。多くの卒業生が、起業家など社会のチェンジメイカー(変革者)として世界を舞台に活躍していますが、その認定校の先生が、印象的なことを仰っていました。

「皆、正解を知りたがります。そして、どれが試験に出るのですか、とすぐに聞いてきます。受験勉強では『正解は何だ?』とつきつめていくことが多いからだと思いますが、国際バカロレアでは、『根拠があれば、それは1つの答えである』という考えです。だから『自分の意見はどうなの?』『なぜ?』というところを重視しているのです」

国際バカロレアでは、先生は“教える”というよりも、生徒と共に学ぶ学習者であり、授業はあくまでも子どもが主体。子どもが自分の頭で考え、決断し、行動できる力を伸ばしていくという理念です。考える力は、教えたり指示したりするのではなく、子どもに考えるきっかけを与えることで育めるのです。

 

「考えるきっかけ」をつくるにはどうすればいい?

(1)答えを教えない

 子どもが何かを聞いてきたら、すぐに答えを教えずに「〇〇ちゃんはどう思う?」「なんでだろうね?」と問いかけます。すぐに答えがわからないワクワク感が、子どもの考えるきっかけになるからです。自分で考えようとしないときには、一緒に調べたり考えたりしてあげることで、ただ「答え」を教えるのではなく「学ぶプロセス」を体験させます

(2)質問させる

子どもにたくさん質問をしてもらいます。質問したがらないときには、親のほうから「パパ(ママ)はこう思うんだけど、〇〇ちゃんはどう思う?」などと質問してみます。子どもは親を手本に言葉の使い方を覚えていきます。たくさん質問する子どもは、親も子どもにたくさん質問をしているという調査結果もあります。

(3)あえて反論をする

 ディベートや議論を活性化させる手法で、「悪魔の代弁者」という役割をつくることがあります。これは多数派に対してあえて反論する役割で、子どもに対しても、考えを深めるきっかけをつくれます。子どもの発言に対し、「それって本当かな?」と切り出し、あえて真逆の意見をぶつけてみるのです。

(4)自分でルールを考えさせる

子どもが親の言うことを聞かないのは、納得できていないからです。「〇〇しなさい!」という命令に効果がないときには、それも思い切って考えるきっかけにしてしまいます。親の希望を伝えつつ、賛否両論を考えさせるのです。たとえばゲームばかりしているときは、「目が悪くなるから心配だ」「〇〇ちゃんの話を聞く時間が少なくなるので悲しい」といった親の気持ちを伝えつつ、子どもには、ゲームをすることのメリットとデメリットを挙げてもらいます。そのうえで、どういうルールにするのがいいか、自分で考えさせます。

このプロセスには時間がかかりますが、命令して強制するよりも、子どもが納得したうえでルールを決めたほうが行動は変えやすくなります。

28日 子どもからのメッセージを受け取る

28日の魔法の日めくりメッセージです。

子どもからのメッセージを受け取る ~背筋を伸ばそう!ビシッといこう!~

背中が丸くなっているということは、
何かのメッセージです。
「背筋を伸ばしなさい」という言葉掛けだけでなく、
どうして、背筋が伸ばせないのかを
見ようとする姿勢を持ちましょう。
背中が丸まっていると呼吸も小さくなり、
行動力も小さくなります。
背筋がいつも伸びていると、目線が上向きになり、
自然にやる気が湧いてきます。

子どもがいつも背筋を伸ばせるように、
私達が子どもからのメッセージを受け取れるようになりましょう!

 2学期11週目、運動会まであと3日となりました。子どもたちは頑張って取り組んでいますが、体調にもご留意してください。新型コロナウイルス感染症防止のため、ストレスの多い日々かと思います。保護者の皆様もストレスがあるように、子どもたちもありますので、メッセージを受け止めてください。子どものメッセージを受け取るために、ノンバーバル(非言語的)なところが大切になります。しぐさや姿勢、表情、視線など、子どもたちの家庭での様子を確認しながら、子どもたちの話を聞いてあげてください。そのことによって、互いの気づきが生まれます。頑張って、顔晴っていきましょう。