学校ニュース

麻に関する道具


 2月7日の市文化課の出前授業では、麻に関する道具等をたくさん触らせていただきました。「上南摩での麻づくり」について調べて発表した児童がいたので、その発表を聞いた子供たちも、上南摩で作った麻は品質が良かったことや道具も改良されて使われていたことも知っています。興味津々で道具を観察していました。また、表彰状も展示されていたので、じっくり見ていました。表彰状に「大久保利通」の名前が書かれていたので驚きました。

          

 麻の栽培では「堆肥作り」と「地ごしらえ」が大切だそうです。深く耕す「踏み鋤」や起こした土を細かく砕く「フリマンガ」を触らせてもらいました。麻の種まきの道具「はしき(播種器)」は粟野町の人が発明・改良したそうです。「鉄砲釜」という鉄でできた釜は子供たちの身長ぐらいありました。良質な麻の繊維を得るために、熱湯にくぐらせる「湯かけ」に使った道具だそうです。今まで写真でしか見ていなかった道具の実物を観察して触れられたのは、大変貴重な体験となりました。