鹿沼市立上南摩小学校は、夢をもち、夢を実現するための確かな学力を身に付け、心豊かでたくましく生きる子どもの育成を目指します。
パラリンピックを観戦して
本日、全児童でパラリンピック(ブラインドサッカー)をテレビで観戦しました
担任からパラリンピックやブラインドサッカーについて事前に説明を受けた上での観戦でしたが、児童たちにとっては意識して観るのは初めてのようでした。
ブラインドサッカーについては、ゴールキーパー以外の4人のフィールドプレーヤーは全盲の選手で、アイマスクを装着し、音の出るボールを用いてプレーする競技であることを事前に聞いてはいても、実際のプレーと情報を結びつけて観戦することに少々時間がかかりました。
しばらくして状況を理解し始めると、児童たちは「やったー!」「頑張れ日本!」という応援だけでなく、「すごい!」「どうしてボールを蹴ることができるの?」「正確なパスができてすごい!」など、攻防の展開に合わせてつぶやき始めました。
約30分間観戦し、児童たちはそれぞれの教室で振り返りを行いました。
観戦して感じた事を言葉にして話してみたり、「えんた君」(丸いホワイトボード)を活用して伝え合ったりしました。
一人一人が素直に感想を述べていました。お伝えします。
1・2年生
『かっこよかった』『目がみえていないのに強いなぁ』『ひとりひとりががんばっている』など
3・4年生
『正確なパスがすごかった』『見えていないのにパスやゴールを決めることができてすごい』
『きっとすごく練習しているのだと思う』など
5・6年生
『見えていないのにすごい』『まるで見えているような試合だと感じた』『最後まで諦めないのがえらい』『みんなでやってみたい!』『見えない選手が、見えているキーパーを越えてゴールを決めるのがすごい』『これからの生活の中で、見えない方と出会ったときには、この試合を思い出したい』など
パラリンピックを鑑賞することを通して、児童一人一人がそれぞれに発達の段階に応じた感じ方ができました。中には、言葉にできない思いを一生懸命に自分の言葉で友達に伝えようとする姿も見ることができました。
今回のオリンピック・パラリンピックからは、スポーツとの多様な関わり方を味わい、ルールやマナーの遵守やフェアなプレイを大切にすることの意義や価値、仲間と支え合うことや諦めずに努力することの素晴らしさなど、学ぶことが多くあります。これからの学習活動に結びつけていきたいと思います。
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