5・6年生 総合的な学習 地域調べ 強飯式

現在、5・6年生の総合的な学習の時間に、国の重要無形民俗文化財に指定されている「上粕尾の発光路の強飯式」について探究学習を行っています。

今日は、強飯式で山伏を実際に努めたことがある、上粕尾の講師の先生をお招きして講話を実施しました。強飯式とは、発光路の鎮守(ちんじゅ)妙見神社に延文年間(1356~61年)から伝わるとされる伝統行事です。毎年1月3日に、祭り当番引継ぎの後で行われる強力(ごうりき)行事で、強飯行事の一つです。 これは、時をきめて人間界を訪れる神仏を人々が心をこめた御馳走をつくり、もてなす習俗で、一度に大量の飯や芋、酒などを受け人に強いるところから、強飯と呼ばれています。太鼓が三度打ち鳴らされると、山伏と強力が登場し強飯式が始まります。山伏が「酒なら33杯、湯が5杯、強飯75膳がお定まり。一粒一菜の許しはないぞ」と責め立てます。強飯式では強力が口上を述べた後、「責め棒」で新太夫などの首根を押えて祝います。

授業の様子
 

山伏と強力の歩く順番が決まっているそうです。その説明をしてくれています。

子どもたちは真剣に聞いています。

健康を祈願して、強力に抱っこされる赤ちゃん

児童からの質問コーナー

日光の輪王寺と上粕尾の発光路の他に強飯式をやっているところはありますか?

A.子ども強飯式をやっているところもあるそうです

日光の輪王寺と上粕尾の発光路の強飯式の違いは何ですか?

A.日光の輪王寺は白飯で上粕尾の発光路は赤飯です。

山伏がかぶっている帽子のようなものは何ですか?

A.烏帽子です

昨年度の上粕尾の発光路の強飯式の様子

最後に強飯式の台本を見せていただきました。

本日は、地域の強飯式についてたくさんのことを学ぶことができました。

ありがとうございました!