学校ニュース

今やタブレットは欠かせない存在

 GIGAスクール構想に基づき、一人1台のタブレットが与えられましたが、現在では授業の中で活用する機会が増えました。

 

 子供たちが使用するワークシートをタブレット上で入力し、さまざまなアプリを利用して教師と子供がデータ上でやりとりをする現在の授業。私が教員となった30年前からは想像もできないような世界に、もはや浦島太郎のような存在になりつつある自分・・・。

 この日も6年生が授業でタブレットを使用し、大型テレビに投影しながら授業を進めていました。

 それにしても子供たちの適応能力には驚くばかりで、ICTの知識に関しては大人以上に優れている児童もいるようです。

 インターネットを通じて離れていても会話ができる時代。学習のためのツールとしてだけでなく、コロナ禍の中で自宅待機を余儀なくされる児童などに対し連絡を取り合う手段としてもタブレットはとても有効と思われます。

 しかし、課題もあります。本来、学習のために使用するはずのタブレットが、ネットゲームや子供同士の会話ツールとして使用されてしまい、決められているはずの使用時間が守れず視力低下や寝不足といった健康被害をもたらしたり、自宅にいても悪口などを書き込まれたりして心が安らぐ場を失うことも起こります。

 学校では、情報モラルについて学年の実態に応じて丁寧に指導しているところです。しかし、そこは子供であるため、どうしても楽しい方に流されてしまい、ブレーキが効かなくなることもあるようです。

 家庭生活において、子供がタブレットを使って何をしているのかを親が把握することは重要です。

 インターネットは世界中どこにいても誰とでもつながることができるため、不特定多数の人々が閲覧することも予想されます。子供が被害に遭わないためにも、家庭でのタブレット使用に関して保護者の皆様のご協力をお願いいたします。

 そして、諸刃の剣でもあるタブレットを有効に活用していきたいと思います。