日誌

平成27年度校長室だより

第2学期を迎えて

校門の両側の「サルスベリ」の赤い花がきれいに咲いています。西小学校にまた子ども達の元気な声と輝く笑顔が戻ってきました。
 朝晩は随分涼しくなり、お盆を過ぎたあたりから、空気に秋の気配が漂い始めました。子ども達の日焼けした顔、顔、顔。家庭や地域で一回り成長した子ども達の学校生活が再開します。先日のPTA奉仕作業のおかげで校舎内外の学習環境も整備されました。
 9月26日(土)の運動会を皮切りに大きな行事が月ごとに行われる2学期です。集団活動やグループ学習など、学校の教育活動ならではのさまざまな場面を生かし、子ども達の成長を後押ししていきたいと思います。
 また、引き続き一人一人を大切にし、個に応じた適切な指導や支援も展開し、学力の向上や社会性の伸長も目指していきたいと思います。
 保護者の皆様、地域の皆様には、今学期は1学期以上にお世話になったりご負担をおかけしたりすることと思います。職員一同、誠実に全力で務めて参りますので、どうかよろしくお願いいたします。

今日は立秋です。

 今日、8月8日は「立秋」。
「二至二分四立」という旧暦上の季節の節目の一つです。二至は「夏至と冬至」、二分は「春分と秋分」、四立は「立春、立夏、立秋、立冬」ということになります。
 今年、夏の甲子園は8月6日に開幕しましたが、例年は立秋の頃に開幕しています。今週は連日の猛暑で、温度計ばかり気になり、暦を気にする意識が弱かったように思います。
 「夏至」と「秋分」の中間に「立秋」があるわけですが、個人的には「秋の始まり」と言うより、「夏がそろそろ終わり始める」と解釈した方が良いのかなと思います。
 実際の気温や体感温度からすると、まだまだ秋には程遠いと思えます。けれども、いつまで続くのだと少々うんざり気味に思っていた暑さが、徐々に一段落し始め、そうこうするうちにその暑さを振り返る時期がもうすぐやって来ます。そう考えると、まだまだ暑い今の時期に「秋」を想起させる語句が用いられていることは次の季節への準備を意識させる意味や、季節の移ろいを味わう趣(おもむき)があるのかもしれません。
 これから出す季節の手紙も、「暑中見舞い」から、「残暑見舞い」になります。約3週間後には2学期が始まっており、残暑の中、運動会の練習が徐々に始まっていることでしょう。

1学期を振り返って

209名の西小学校の児童たちの1学期が終了します。

 1年生たちは、この三ヶ月余りで随分学校生活に慣れることができました。授業中の約束なども身につきつつあり、今年の目指す子どもの姿の一つである、「何を学んでいるかが分かる子」として成長中です。校内で私に人なつこく話しかけてるようすや、あいさつの仕方からも小学生らしくなったことを感じているところです。
 2年生たちは、1年生たちのお兄さん、お姉さんとしての意識が働いて、休み時間や学校行事で見せる態度がとても積極的になっています。通学時には1年生の手を取り、一緒に歩く場面もあります。校外での学習にもしっかりした態度で臨める子がたくさん見られました。
 3年生たちは、今年度から教室が2階になりました。そのこともあってか校内での動きが変わりました。給食時の重い食缶等の運搬が気がかりでしたが心配ありませんでした。低学年期を経て、少しずつ独り立ちし始めているようすが見られます。校内でも特に礼儀正しい学年という印象を受けます。今年の目指す子どもの姿の一つである、 「時を知り自分をコントロールできる子」として来年10歳を迎える準備が順調に進んでいるように見えます。
 4年生たちは、これまで多人数学級の中で切磋琢磨し、互いに刺激し合いながら、けじめのある学習習慣や正しい生活行動を身につけてきました。特にこの1学期は、宿泊学習などダイナミックな活動の場面でグンと成長したように思います。児童会活動にも自覚が感じられ、委員会や行事に積極的に参加しており、西小の将来を背負う準備が着々と進んでいて頼もしく思います。
 5年生は、昨年度末から高学年の自覚を持てるように指導や支援をしてきました。文字通り学校の色々な場面でサブリーダーとして活動することも増え、少しずつその自覚の高まりを感じるこの頃です。幼さが見える面と大人びて見える面が、混在している年頃です。節度や自主性の育成については、2泊3日の宿泊学習が大きな成長期となったようです。今後はさらなるステップアップを期待したいと思います。
 6年生は、昨年度末からの「いよいよ最高学年だ!」という自負心を抱けるような働きかけが浸透し、その成果が顕著に表れてきているところです。多くの児童が集まる場面では、否が応でも前面に出る、先頭に立つことになります。そんな立場に戸惑いながらも、しっかり過ごしている児童が増えたように見受けられます。一人一人の個性も随分確立されつつありますが、得意を伸ばし、不得意を克服する、そんなチャレンジャー精神を一層もって、学習に諸活動に励む姿を見せていってほしいと思います。

 これから、40日間の長期休業に入ります。ぜひ今年度の目指す子どもの姿の一つ 「健康や安全を自分の力で保てる子」として過ごしながら、忘れられない充実した時間を創ってほしいと思います。

 
保護者の皆様におかれましては、休業中にお子さんに思い切って任せてみることと、決して放任しないことをお子さんと確認し合って、ご家庭を中心にした生活ならではのお子さんの成長の後押しにお力を発揮していただきたと思います。また、ご相談やお問い合わせはご遠慮なく学級担任または学校までお願いいたします。学校は午前8時10分始業、午後4時40分終業です。
 また、地域の皆様には、これまで同様、学校と子ども達を見守っていただくとともに、時には地域の子ども達にお声かけをいただきながら、地区の子ども達の健全育成にお力添えをお願いいたします。

ホームページ  リニューアル一周年です。

昨年6月10日(火)からリニューアルして始まった、鹿沼市立西小学校のホームページが、お陰さまで丸1年を迎えることができました。
 記事やページの構成は、まだまだ改善の余地があると思っております。
 しかしながら、内容は「フレッシュな記事を気軽にこまめに更新する。」「個人情報の保護にはくれぐれも留意する。」「見てくださる方が学校のようすを少しでもリアルにイメージできるよう心がける」といった事を念頭に置いて継続して参りました。
 今現在、12,272件のアクセスをいただいており、一月約1,022件、一日約34件のペースでアクセスしていただいております。この数字が多いのかそうでないのかはともかく、コンスタントに学校のようすを気にかけてくださっている方々がいらっしゃることに感謝申し上げます。
 このことを、これからの運営の励みにし、少しずつではあると思いますが改良改善していきたいと思います。今後とも、西小学校のホームページをよろしくお願いいたします。

平成27年度の始まり

季節外れの雪と身震いするような寒気の中で、新年度が始まりました。
 今年度も、このホームページを通じて、児童の活動等をお知らせすると共に、学校の取組の様子を発信し、開かれた学校、地域に信頼される学校運営に努めて参ります。
 本校は、今年度のスタートで、かつて東大芦地区にあった4つの小学校が1971年4月1日に統合されて45年目、校名が現在の「西小学校」に改まり40年目を迎えたことになります。増築部分を除く新築時の校舎本体は築44年目です。
 子ども達を取り巻く環境は、自然が豊かで、人々も温かく、とても教育の場にふさわしいものであると感じております。校舎や施設の老朽化は否めませんが、むしろその事を受け止め、物を大切にすること、整理整頓や安全を保つことの大切さを職員が率先垂範して示し、児童達にも伝えていきたいと思います。
 「環境が人をつくる」という言葉を信じ、清潔感と機能性・安全性を保つ努力を職員の務めとし、児童への教育の機会にもしたいと思います。よりよい環境を作り保つ営みをとおして人が育ち、その環境のもとで効果的に学習や体験が展開されることで、また人が育つのだと思います。
 各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間等の各領域の学習を確実に進めながら、四季折々の行事等の体験活動や交流学習をとおして、西小学校の児童が「自ら学ぶ子」「心豊かな子」「健やかな子」に成長していくことを目標に、新たな気持ちで取り組んでいきたいと思います。