日誌

家庭教育学級 子育て交流のつどいの講演会から

 今日、文化センターにて子育て交流のつどいの講演会がありました。「思春期の子どもとの関わり・親子のあり方」と題して、臨床心理士 小林順子先生(国際医療福祉大学クリニック 言語聴覚センター)の講演でした。
 印象に残ったことの一つは、「思春期とは第2の乳幼児期である」ということでした。乳幼児期に積み残した課題が思春期に再発するそうで、その課題を思春期に解決しておけば問題なく成人になれるとのこと。小学生の場合、学童期(中学年まで)と思春期(高学年から高校生)にいて、脳の発達は1歳で70%、5歳で95%、10歳で大人とほぼ同じになるそうです。
 二つ目は、昭和と平成の時代でのおんぶを比較した写真です。当然、時代の環境が異なりますので、昭和では赤ちゃんの顔が母親のすぐ近くに出ており、一緒に同じ物を見つめる(共同注視)が可能で、近所の方との会話ややりとりに参加する(三者関係・三項関係)できやすいことでした。一方、平成では言い方が悪いが、赤ちゃんが物のように扱われていると感じられました。赤ちゃんの顔は下にさがっているので母親に分からず、横を見ている様子でした。そのため、筋肉が発達しにくいとのことでした。