西小学校のスローガンは、「 全力・挑戦・ありがとう」 です。
学力をつけるためには?⓰
⓰「フィードバック」する -ポジティブに課題を伝える
子どもの勉強やお手伝いなどをほめることは、「やればできる」という気持ちを育むためにはとても大切です。ですが、現実にはほめてばかりというわけにはいかず改善してほしいこともあれこれと出てきます。
ではどうやったら改善すべき点を効果的に伝えることができるのでしょう。カギとなるのは「フィードバック」です。フィードバックとは、どんな行動をしてどんな結果がもたらされたのかを具体的に伝え、ふりかえってもらうアドバイスです。
うまく「フィードバック」するにはどうすればいい?
(1)「ほめる→要改善点→ほめる」のサンドイッチにする
フィードバックの手法で、PNP (ポジティブ・ネガティブ・ポジティブ)法というものがあります。これは、ポジティブなフィードバックのあいだにネガティブなフィードバックをはさむので、サンドイッチ法ともいわれています。
最初は「ほめること」から始めます。具体的にどこがよかったかをほめます。その次に、「改善できそうなこと」を伝えます。ここがとても大切な部分です。そしてふたたび、最初に挙げた「ほめポイント」をくりかえす、場合によってはそこに新しいほめポイントを加えて、気持ちよく締めくくります。
(2)「How」と「What」を明確にする
いうまでもなく、このフィードバックで大切なのは、サンドイッチの「具」(つまり「子どもがこれから改善できそうなこと」です。ポイントは、どんな方法で(How)何をすればいいか(What)を具体的がわからせてあげること。一方的に押しつけるのではなく、問いかけながら、子どもが自分なりの結論を導き出せるまでつきあいます。
(3)「でも」より「だから」を使う
フィードバックは、子どもの成長のチャンスです。まわりの言葉の使い方ひとつで子どもの行動は変わります。フィードバックをする際、「でも」「だけど」といった逆接の接続詞を使うと、子どものやる気をくじいてしまいます。フィードバックをするときは、意識的に 「だから」や「……ならどうかな」といった表現を使うようにすると、子どもは前向きに受け止めることができ、モチベーションが高まります。
(4)フォローも忘れずに
フィードバックしっぱなしではなく、少しでも改善が見られればすぐにほめるようにします。
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