西小学校のスローガンは、「 全力・挑戦・ありがとう」 です。
自己肯定感をつけるには?❿
❿「習い事」をする③ -お金のやりくりをする
ベネッセ教育総合研究所が2017年3月に3〜18歳(高校3年生)までの子をもつ母親1万6170人を対象に、塾などの学校外での「教育活動」について調査したところ、月にかかるお金の平均が3歳では3200円、ピークとなる中学3年生では2万5900円にものぼることがわかりました。「教育費にお金がかかり過ぎると思うか」との質問に対しては、「とてもそう思う」「まあまあそう思う』と答えた人が全体で67.2%となり、多くの保護者が教育費に対して負担が重いと感じています。
一方で家計再生コンサルタントの横山光昭氏は、「子どもの教育費を抑えるために、まず見直しを図りたいのは習い事の費用」といい、「『子どものため』という大義名分で、子どもに聞いてみると『やりたいわけではない』『なんとなくすすめられて』というケースも多い」と指摘します。
ファイナンシャルプランナーなど金融の専門家によると、習い事の費用は年収の5%程度が理想とのこと。とりわけ英語やプログラミングなど、親世代が未経験、あるいは苦手と感じる分野には不安がつきものですが、教育資金は成長とともに負担が増加するので、資金繰りは長期的に考える必要があります。
習い事の「お金」、どうすればいい?
(1)大学進学の資金を最優先に考える
子どもにかかる学費のピークは大学進学時です。私立か国立かによって幅がありますが、入学金を含めて、入学1年目だけでも90万〜140万円程度の費用がかかります。横山氏は、大まかな目安として「大学入学までに300万円を目標に貯めるとよい」といっています。横山氏によると、0〜15歳に支給される児童手当をすべて貯金しておくだけで約200万円になるそうです。
子ども名義の通帳をつくり、児童手当と教育資金をそこにコツコツと積み立てていくこと。そのお金は、絶対にほかのことに使わないことがポイントだといいます。
(2)新しく1つ始めたら1つやめる
習い事が1つ増えると、費用が増すだけでなく、自由な時間も減ります。幼児教育に詳しい東京大学大学院総合文化研究科の開一夫教授は、「習い事を増やすほどに、友人と遊ぶ時間や親と食卓を囲みながらゆっくりと話す時間が減っていくことも認識したうえで、その習い事が本当に必要か判断してほしい」といっています。
(3)オンライン学習も選択肢に
オンライン英会話やプログラミング講座など、子ども向けのオンライン学習サービスが増えています。子どもの理解度に合わせて個別に最適化された「Qubena (キュビナ)」や「すらら」のようなオンライン教材を使えば、お金や移動時間が節約できるほか、子どもにとって最も効率的な学習が実現でき、時間の余裕も生み出してくれます。
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