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人間の祖先は「ホモ・サピエンス」が生き残れたわけ

人間の祖先は「ホモ・サピエンス」といって、今の哺乳類サル目ヒト科で生き残った唯一の種だ。ホモ・サピエンスが生まれたのは20万年前で、また30万年前にはネアンデルタール人が生まれた。ネアンデルタール人の方が脳が大きく、身体も丈夫だったと言われているけど、生き残ったのはホモ・サピエンスだったんだ。狩りをして生きていた時代だから、脳が大きくて身体が丈夫な種の方が生き残りそうだよね。

このホモ・サピエンスは、ほぼ完全な状態の全体の骨が残っていて、埋葬の習慣があったと言われている。さらに歯のない老人の骨が多く残っていたことから、食事を分け与える優しさなどを持っていたのではないかと考えられているよ。もしかすると、ホモ・サピエンスは思いやりや幸せ、喜びを感じることができていたのかもしれないね。つまり「イデア」を持っていたとも考えられる。

また、ホモ・サピエンスはネアンデルタール人よりも複雑な「言葉」を使っていたといわれているよ。