西小学校のスローガンは、「 全力・挑戦・ありがとう」 です。
コミュニケーション力をつけるためには?⓲
⓲「手本」を見せる ―親も子どもと一緒に成長する
ドロシー・ロー・ノルト博士の『子どもが育つ魔法の言葉』には次のようなくだりがあります。「子どもはいつも、親の姿を見ています」「親は子どもにとって、人生で最初に出会う、最も影響力のある『手本』なのです」「学ぶ」という言葉の語源は「真似る」と同じです。人は赤ちゃんのときから「真似る」力をもっていて、身近な人の真似をしながら社会性を身につけていきます。
「手本」を見せるにはどうすればいい?
(1)言葉づかいに気をつける
親がどんなときにどういう言葉づかいをするのか、子どもはよく見ています。相手の話を聞かず、一方的に自分の言いたいことばかりを口にしていないか、人を傷つけたり、批判したり、ケンカ腰な言葉づかいをしていないか、「きっとできるよ」というポジティブな表現ではなく、「どうしてこんなことができないの」というネガティブな表現ばかりになっていないか。親の言葉づかいは、子どもの言葉づかいだけでなく、心のもちようにも影響します。
(2)人を尊重する
家族や近所の人、あるいは見ず知らずの人などに対して親がどのような接し方をしているかも、子どもは観察しています。道で会ったら挨拶をしているか、お店の人に横柄な言葉づかいをしていないか、立場や肩書きだけで人を評価したり見下したりしていないか、家事に協力せず、パートナーを困らせてはいないか。地域や家庭といった身近なコミュニティでの大人の言動は、子どもに大きな影響を与えます。
(3)失敗する姿も見せる
親が仕事に対して情熱をもち、誰かの役に立ったり誰かの人生に影響を与えていたりする姿を見て、どもたちは励まされ、勇気づけられます。同時に、失敗して落ち込んでいるところも包み隠さず、そこからまた立ち直って楽しく生きている姿を見せれば、子どもも失敗を怖がらず、挑戦する心をもち続けられます。
(4)健康に気を配る
子どもにバランスのよい食事を食べさせたり、テレビやゲーム、スマホなどで夜ふかししたりするのをやめさせたいと思ったら、親自身がまず実践する必要があります。健康的な食事やおやつを家族みんなで食べ、親もテレビやゲーム、スマホの時間を減らして散歩したり自転車で出かけたりするなど、外遊びの計画を立てるといいでしょう。
(5)怒りを静める
子どもがかんしゃくを起こしたり、イライラして泣き叫んだりしたときは、親はひと呼吸置いて落ち着かせてから話しかけるようにします。とはいえ親のほうも、感情にまかせて大きな声をあげ、厳しい言葉を子どもにぶつけてしまうことがあります。そんなときは大人がきちんと非を認めて謝ることも、親として手本を見せるべき大事な言動です。
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