日誌

AIに負けない子どもを育てる

 金曜日に、6年生を対象に行ったテストについて紹介します。「AIに負けない子どもを育てる(新井紀子著)」にあるもので、6年生から大人までを対象にしたものです。答えが書いてあるのに解くのが難しい不思議なテストで、リーディングスキルテスト(RST)で、以下の6分野7種類に分類されています。
①係り受け解析の問題で、文の基本構造(主語・述語・目的語など)を把握する力
②照応解決の問題で、指示代名詞が指すものや、省略された主語や目的語を把握する力
③同義文判定の問題で、2文の意味が同一であるかどうかを正しく判定する力
④推論の問題で、小学6年生までに学校で習う基本的な知識と日常生活から得られる常識を動員して文の意味を理解する力
⑤イメージ同定の問題で、文章を図やグラフと比べて、内容が一致しているかどうかを認識する能力
⑥具体例同定の問題で、言葉の定義を読んでそれと合致する具体例を認識する能力(辞書と理数の2種類)
 6年生が実施した問題は、以下の通りです。

①-1係り受け解析の問題(易しい)
以下の文を読みなさい。

 水にしずむ鉄でできたボルトとナットも、鉄より密度の大きい水銀にはうかぶ。

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

 ボルトは(    )にうかぶ。

 ①水銀  ②鉄  ③水  ④氷