日誌

AIに負けない子どもを育てるためにPart10

 Part9のイメージ同定の問題⑤-2の正答は④です。次に、具体例同定(辞書)の問題は、定義を読んでそれを合致する具体例を認識する力を測定するものです。

⑥-1具体例同定(辞書)の問題(易しい)
以下の文を読みなさい。

 人間が欲望を満たすために、生活に必要な物資など(財・サービス)を使うことを消費という。

「消費」にあてはまるものを選択肢の中からすべて選びなさい。

①学生が大学に通って教育を受けること。
②出張に行ってビジネスホテルに泊まること。
③ピアノを使って曲を演奏すること。
④暑いときや寒いときにエアコンをつけるために電力を使うこと。

 正解は、①、②、④になります。文章の最小の単位は単語です。この文の「文章」、「最小」、「単位」、「単語」の意味がわからないと、意味はわかりません。子どもたちは成長の過程で、既知の語彙との関係性から徐々に語彙を獲得しています。その獲得の方法は、主に2つあります。1つは、たくさんの例文から「だいたいどういう意味かな」と帰納的に理解する方法です。もう1つは、「~を・・・という(と呼ぶ)」という形式で新しい言葉を直接導入する「定義」と呼ばれる方法です。