西小学校のスローガンは、「 全力・挑戦・ありがとう」 です。
体力をつけるためには?❽
❽「旬」を生かす ー自然のサイクルを食事にとりこむ
野菜や果物の「旬」は、いちばんおいしくて栄養価が高い時期です。いまは旬に関係なく、一年中売っているものもありますが、その多くはハウス栽培や外国から輸入されたものです。暑い夏には体を冷やすキュウリやナス、寒い冬には鍋で煮込む大根や白菜、風邪の予防になるビタミンCを多く含むミカンなど、 旬の食材は季節に合わせて私たちの体調を整えてくれます。とくに和食は伝統的に、旬の食材をおいしく食べるように考えられており、 ハレの日(祭りなど特別な日)の行事食にも、旬の食材が多く使われています。子どもが旬の食材を知り、食べることは、栄養面のメリットがあるだけでなく、五感で四季を感じ、日本の伝統を知るための身近で手軽な方法です。
食べ物の「旬」を生かすにはどうすればいい?
(1)旬を知り、子どもに教える
旬の食材は、その食材にとって最も快適な時期に育つので、元気に育ちやすく、たくさん収穫できます。そのため栄養価が高いだけでなく、安く手に入ります。たとえば露地もののホウレンソウは、旬の冬に採れたものだと、ビタミンCが夏採りのものの3倍も含まれ、トマトなら、夏採りのものはベータカロテンが他の季節に採れたものの2倍にもなります。サンマやイワシは、秋には脂がのっておいしくなるだけでなく、脳の活性化や生活習慣病の予防に役立つとされるDHAやEPAが春や夏のものの2〜3倍あるといわれています。私たちの体は季節に合わせて、暑いときには「体を冷やすもの」、寒いときには「体を温めるもの」をほしがり、旬の食材はそんな体のニーズに合っているため、おいしいと感じます。親自身、旬の情報を仕入れ、毎日の食事に取り入れて、子どもたちに旬について教えてあげるようにします。
四季の旬の食べ物の例
春:イチゴ、菜の花、アスパラガス、タケノコ、アサリ(新陳代謝が落ちる冬の間、体内にためこまれた老廃物を出すのを助けてくれる)
夏:トマト、キュウリ、ナス、スイカ、アジ(水分やカリウムが多くふくまれ、利尿作用があり、体を冷やす)
秋:さつまいも、さといも、キノコ、栗、梨、柿、サンマ、イワシ(夏の日差しをたっぷり受けて栄養を蓄えており、冬の寒さに負けない体をつくる)
冬:ホウレンソウ、白菜、大根、ミカン、ブリ(体調を整えるビタミンCが多く含まれ、風邪を予防する)
栃木県鹿沼市上日向606
電話 0289-62-3424
FAX 0289-62-3514
アクセスは下のQRコードをご利用ください。