日誌

農園管理協力者Tさんに学ぶ(5・6年生)

 本日の3・4校時に、本校が農園活動で永年にわたりお世話になっている地元在住のTさんのお話をうかがいました。
 Tさんの本業は酪農家です。たくさんの乳牛を飼育し、私達が飲んでいる牛乳を毎日大量に生産しています。そのようなお忙しいお仕事されながら、平成3年度から、西小農園の整備や土壌管理、作物栽培のアドバイスを続けてくださっています。
 市内の他地区に生まれ育ち、東京で他の職業に就いていたT様は、30数年前にこの地区に来て酪農家になりました。その経緯を交えて「酪農について」、働くということ、やりがいや苦労」等について児童達と対話をしながらお話ししてくださいました。生き物相手の緊張感の持続が求められる面と、その合間に得られる喜びの両面について、児童の素朴な質問にも快く応えてくだいました。
 後半は、他地区から移り住んだからこそ感じる、西小の周りの
「東大芦地区の魅力」そして「西小農園への思い」についてのお話をうかがいました。自然にあふれたこの地区がいかに素晴らしい所なのか、農園活動で行っている地産地消の意義は何か、などの話をしてくださいました。「みんなには当たり前に映る景色が、実はとても魅力的な風景なのだよ。」「畑や田んぼで自分たちが作った作物を、皆で一緒に食べることは、本当に幸せなことなんだよ。」と教えてくださいました。
 おしまいに、代表児童が、講話の内容をしっかり理解していることが分かるようなしっかりとしたお礼の言葉を述べました。子ども達は、Tさんのお話から、仕事の大変さ、命の大切さ、自分たちは何事にも頑張らなければいけないこと、地元故郷を大切にすること、農作物の栽培の意義などを再認識できたようでした。
 Tさん、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
 これからも、農園活動でのご指導をよろしくお願いいたします。