日誌

にっこり ハンナのかばん(5年生・道徳)

 5年生は今日、東京の「NPO法人ホロコースト教育資料センター」の方を講師にお招きして、道徳の時間の授業を行いました。
 第2次世界大戦の時、ハンナという10歳の少女が、ナチスの迫害を受け収容所で過酷な生活を送り、13歳の時、アウシュビッツの収容所で亡くなるという出来事がありました。
 講師の先生は、収容された当時ハンナが持っていた「かばん」をたよりに、奇跡的に生き残った彼女の兄と巡り会うことができ、ハンナの生い立ちや当時の家族との暮らしの様子を知ることになりました。そして、講師の先生がそれらをもとに、ハンナの兄(ジョージ)とその家族の現在の様子などを、臨場感たっぷりにお話ししてくださいました。
 5年生たちは、ナチスによる迫害の様子やその当時の人々の様子を写真と共に聞き、ショックを受けると同時に、命や家族の絆の大切さに改めて気付かされ、身近な人たちも大切にしようとする気持ちを抱くことができました。
 最後に今回の授業で感じたことを、ハンナの兄、ジョージさんへのメッセージにして、「ハンナのかばん」に入れました。子どもたちは皆、丁寧にかばんの中に手紙を納めました。この後、講師の先生方が、英訳してジョージさんに届けてくださるそうです。

 
        【映像とお話】        【ハンナのかばん】


   【メッセージを贈りました】