日誌

「ナカニシ」の工場を見学してきました。

 本日の午前中、6年生がキャリア教育の一環として、地元下日向にある「株式会社ナカニシ」を見学に行きました。学校から徒歩20分程度、大芦川の対岸に見える場所にある会社です。風もなく暖かい春の日差しを感じながら、歩いて元気に行ってきました。
 まず最初に、スライドを使った会社の概要説明がありました。海外に13カ所も会社があること、製品はmade in Kanumaでその約80%が海外に輸出されていること、歯科医が使うドリルは1分間に40万回転するということ、約1100人もの人が働いていることなど、身近な場所にある会社が世界を相手に工業製品を製造している事を知り、子ども達はとても驚いていました。
 その後、広い敷地にある幾つもの工場棟を見学しました。髪の毛を落とさぬよう帽子をかぶり、靴のカバーも付けて、注意を払いながら説明を聞きました。緻密な部品の原型を大きな機械で作ったり、顕微鏡を使ってレーザーで細工を施したり、手作業で無数の製品を組み立てたり、チェックをしたりする従業員の方々の姿を、子ども達も興味津々に見学しました。  
 また、工場内がとてもきれいで、無駄がないことにも驚きました。さらに、周辺への環境にとても配慮しており、工場から出る水は魚が住めるまでに浄化していること、洗浄用の油は何度も浄化してリサイクルしていることなど、会社が努力する姿にも感心しました。
 見学を終え、質疑応答が行われました。子ども達は積極的に質問して、疑問を解決し、多くのことを学ぶことができました。最後に、代表児童がお礼の言葉を述べ、予定の時間を延長して終わりました。
 卒業を前にして、自分達の暮らす地域に、世界に誇れる企業があり、その中を見学までさせていただけたことは大変ありがたく、刺激的でした。6年生達はきっと、地元に誇りをもって、中学校へと羽ばたいて行けると思います。
 ナカニシの皆様、お忙しいところ大変お世話になりました。子ども達にとって、大変有意義な時間となりました。ありがとうございました。