1年技術(木材加工)切削・組み立て・接合

1年技術の木材加工は、地元の大工さんにボランティアでご指導をいただいています。

作品の接合を行う前に、釘打ちの練習をしました。

角材に、どんどん釘を打ち込んでいきます。

1分間に何本釘が打てるか、みんなで競い合いました。

結果は、生徒の皆さんも大健闘しましたが、ボランティアの大工さんとは、ダブルスコアーの大差でした。

プロの技の凄さを生徒は肌で実感したようです。

練習の成果もあり、部材に対して、垂直に迷いなく釘打ちができました。

難易度の高い、直角の接合も、理想的な釘打ちができました。

 一部の部材にくるいがあったようなので、しっかりと接合されるように、かんなで切削を行い、修正をしていきます。

仕切りの板が動くようにしたい計画を実現するために、底板にのみで溝を掘っていきます。

背板は、電動糸鋸で貫通させます。

貫通させた背板をヤスリで、磨いていきます。

紙やすりを巻く細い板をつくって、丁寧に磨いていきました。

いよいよ最後の部品を接合して、完成です。

仕切り板にほぞを打ち付けて溝にはロウを塗って動かしやすくしました。

向きを変えれば、2通りの使い方ができます。

想いが形となった、満足のいく作品が完成しました。

こちらの作品は、中のものが見えないようにしたいという計画から、蝶番をつけ、扉をつくりました。

また、移動しやすいようにとキャスターも取り付けました。方向転換がきくようにキャスターは3個つけました。

こちらも想いが形となり、とてもスタイリッシュにできました。

扉には、磁石をつけ、閉まり具合がさらに向上しました。

ボランティアさんの自宅から、竹を提供していただき、竹とんぼも製作しました。

刃物の適切な使い方も、大切な学びとなりました。

完成です。飛ばすのがとても楽しみです。

木工ボランティアさんのお力添えで、生徒の発想が、形となり、試行錯誤のもと、問題解決型の授業ができました。そして、立派な作品が完成しました。

生徒にとって、技能の習得はもとより、個別最適な深い学びとなりました。本当にありがとうございました。