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栃木県芸術祭音楽祭に確かな足跡を・・・

 第72回栃木県芸術祭音楽祭が栃木県教育会館大ホールで開催されました。鹿沼市民情報センターで練習をした後、教育会館に場所を移し、リハーサル、本番を迎えました。この日のために春から暑い夏、夏から秋へ季節は変わっても、ひたすら練習を重ねてきました。特に2年目を迎える今年は、日に日に上達し、粕尾コミュニティ合唱団の皆さんも、歌う喜びと合わせる楽しさ、ハーモニーの心地よさを感じていました。児童との合同練習でも、子ども達にアドバイスする姿もうかがえました。
 栃木県芸術祭音楽祭の舞台は昨年も経験しましたが、今年は審査部門にエントリーしました。12団体の中で、芸術祭賞(大賞)が1団体、準大賞が2団体、奨励賞が2団体が入賞します。粕尾コミュニティ合唱団は「いのちの歌」「大地讃頌」の2曲をご披露しました。「大地讃頌」が歌い終わるや否やの大拍手とどよめきを舞台から感じ、思い切り歌いきった満足のできで舞台を降りました。すべての演奏の後、審査の結果を待ちます。結果に先がけ、審査委員の源田先生と粕谷先生より講評をいただきました。中でも、粕谷先生より「老若男女が、それぞれ普段着でステージに立って演奏する団体がありました。これこそが、あるべき生涯学習を、或いは音楽を通して生きるべき姿を、具現化していると思います。私達音楽指導者にとって、凄いメッセージをいただいたような気がします。この団体に、感謝しても感謝しきれません。良い表現や演奏するためのアドバイスを、私自身もいただいたように思います。そして、音楽に携わっている者は、表現することの喜び、仲間同士で歌えることの喜びと感謝、そして何より、音楽を通して仲間と出会い、自分が成長している、成長させられていることを、改めて考えていただけたらと思います。」と、粕尾コミュニティ合唱団を意識したご講評をいただきました。まさに、粕尾コミュニティ合唱団が目指していることでした。残念ながら入賞の夢は果たせませんでしたが、地域コミュニティ合唱団活動の取組を高く評価されたことは、この上ない喜びと誇りです。粕尾小の子ども達と共に合唱活動をしてくださった地域・有志の皆様、参加してくれた粕尾小の児童、先生方!本当に有難うございました。ステージ上での今日の演奏は、時が経ても、いつまでもいつまでも、心に流れるハーモニー〝宝物〟となるでしょう。