学校ニュース

今日の4年生

 4年生は、2校時国語でした。詩を楽しもうということで、「忘れもの 高田敏子」と「ぼくは川 坂田寛夫」のいずれかの詩を丁寧に視写していました。それぞれの詩はほぼ同数でした。それぞれの詩は次のとおりです。

   忘れもの 高田敏子

 入道雲にのって
 夏休みはいってしまった
 「サヨナラ」のかわりに
 素晴らしい夕立をふりまいて

 けさ 空はまっさお
 木々の葉の一枚一枚が
 あたらしい光とあいさつをかわしている

 だがキミ!夏休みよ
 もう一度 もどってこないかな
 忘れものをとりにさ

 迷子のセミ
 さびしそうな麦わら帽子
 それから ぼくの耳に
 くっついて離れない波の音

   ぼくは川 阪田寛夫 
 じわじわひろがり 背をのばし
 土と砂とをうるおして
 くねって うねって ほとばしり
 とめれと言っても もうとまらない

 ぼくは川
 真っ赤な月にのたうったり
 砂漠の中に渇いたり
 それでも雲の影うかべ
 さかなのうろこを光らせて
 あたらしい日へほとばしる
 あたらしいひへほとばしる